経済学総論Ⅰ

経済学部 - 経営学科

EMG54700

コース情報

担当教員: 中里 透

単位数: 2

年度: 2024

学期: 春学期

曜限: 金2

形式: 対面授業

レベル: 100

アクティブラーニング: なし

他学部履修: 不可

評価方法

定期試験

定期試験期間中

100%

その他

新型コロナの感染状況などのいかんによってはオンラインへの移行が行われる可能性があるため,以下にその場合の留意事項を記します:出席(オンライン教材の閲覧)状況について毎回出席表などにより管理することはしませんが,教材を利用した学習が確実になされていることを確認するために,間接的に出席を確認できる工夫を講義中に行うことがあります。どのような方法をとるかについては初回の講義の際にお知らせします。

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詳細情報

概要

履修登録の前に必ず下記の留意事項をお読みください。科目選択に当たってはこれらの留意事項に十分ご配慮いただき,そのうえで科目登録と履修を行ってくださるようお願い申し上げます。授業の概要は本欄の末尾にあります。 [※1 履修登録をされた方は必ずMoodleにアクセスし,下記のコースへの参加登録をしてください。なお,Moodle上の下記ページの開設は本年4月初を予定しています] 経済学総論Ⅰ(2024年度春学期) [※2 予見しがたい事象の発生などによりオンデマンド方式で講義が行われる場合は,Moodle上にコンテンツを掲載する方法で配信します。各コンテンツは予め十分な点検を行ったうえで配信を行いますが,正常に搭載がなされている場合にも,ご利用の機材によっては動画・音声の再生に不具合が生じることがあります] [※3 本講義については定期試験期間中に実施される定期試験での成績評価を行うことを予定していますが,天災地変や新たな感染症の発生等,現時点で予見しがたい事象の発生により,予定通りの定期試験の実施が困難となった場合には,当初の予定とは異なる方法により成績評価を行う場合があります。定期試験の実施によらずレポート課題の提出により成績評価を実施する場合には,剽窃等による不正行為のモニタリングを完全に実施することに技術的な困難が伴うことから,成績評価において最上級の成績(A評価)の付与を見合わせる場合があります] [※4 2020年度については定期試験の実施が全学的に休止となっていたため,レポート課題の提出によって成績評価を実施しました。これに伴う成績評価の技術的な仕様の関係で,定期試験によって成績評価を実施していた2019年度以前と比べると,成績分布において特定の方向への著しい偏り(優良な成績評価が顕著に増加する方向での成績分布の偏り)が生じています。2024年度には定期試験による成績評価が予定されていることから,事後に観察される成績分布は,2020年度の成績分布と大きく異なったものとなる可能性があります。 [※5 講義中に使用される資料等において引用・参照される統計等については,政府統計等信頼できると判断される外部情報等に基づき正確を期して作成していますが,情報の正確性や完全性を必ずしも保証するものではありません] [※6 シラバスについては所管省庁(文部科学省)から一定の基準・指針にしたがって詳細な事項の記載を行うことを要請されており,また高等教育に係る認証評価機関(大学基準協会,大学評価・学位授与機構,日本高等教育評価機構等)においては適切なシラバスが作成されていることが認証評価の基準のひとつとされています。このため,記述が多岐にわたっており,講義の受講に際して一般的に必要となる以上の情報が記載されていると感じられることがあるかもしれませんが,諸般の事情からこのような形での記載となることについてご理解・ご協力を賜りますよう,お願い申し上げます] 本講義ではミクロ経済学の初歩的な内容について解説を行う.現実の経済との対応関係に留意しながらわかりやすく解説することとしたい.

目標

ミクロ経済学の最も基本的な部分(一定の予算制約のもとでの効用最大化を通じた家計の消費需要の決定,一定の生産量を確保するという前提のもとでの費用最小化を通じた企業の生産水準の決定,市場における需要と供給の決定など)について,その考え方と分析手法を講義を通じて正確に習得するとともに,それを現実の経済問題に応用するスキルを身につけること。

授業外の学習

本講義では復習に重点を置いて授業時間外の学習を行うことを基本とする。毎回の講義の主な内容について,計算過程なども含めて独力で再現できるようになるまで知識を十分に定着させるとともに,新聞やラジオ・テレビなどのニュースなどをもとに,講義で得た知識を実際の経済問題に応用する能力を養うことが授業時間外の学習の基本として求められる。授業外学習のために確保すべき時間数は各人の個別の状況にもよるが,講義に臨む前の準備や事後の確認等のために週平均に均してみた場合に目安としておおむね3時間30分程度の時間が確保されることを基本としつつ,各人のそれぞれの時点における状況を勘案して適切な学習時間が確保されるよう,上記の目安のみにかかわらず幅広い観点に立って,本講義の趣旨を踏まえた適切な時間外学習の時間数が確保されることが要請される。時間外学習の具体的内容については,講義中にふれられた基礎的な概念等の確認,数式による導出方法等の確認,グラフを利用した視覚的な理解の確認,口頭説明による確認,独自の説明資料の作成などさまざまな内容が想定されるが,授業外学習の時間が設けられていることの趣旨に鑑み,上記の事項にかかわらず幅広い観点に立って,講義時間等において紹介される参考文献等も参照しつつ,授業外学習の本旨に即した適切な学習がなされることが求められる。

所要時間: 3時間30分(210分)(「授業時間外の学習」欄の記載事項も参照のこと)

スケジュール

  1. [※1 以下に示されている各回の講義内容は,現時点におけるおおむねの目安をあらかじめ予定として示したものであり,受講者の事前の学習の状況や外出自粛要請・交通機関の途絶等予見しがたい事象の発生等により予告なく変更される場合があります。なお,上記の事象の発生等によりスケジュールの変更が生じた場合にも,講義の全体の構成については基本的に大きな変更は生じないものと見込まれます] [※2 本講義は対面による講義を予定していますが,新型コロナの感染状況などのいかんによってオンラインに移行する場合に備えて,2021年度の講義(対面+オンライン併用)の際の例にならい各講義回が対面(LV)とオンデマンド(OD)にどのように振り分けられたかを参考情報として記します。取り扱いの委細は下記の通りです。 オンデマンドでの配信による講義について「OD」,対面(ハイフレックス方式を含む)による講義について「LV」と表記します。授業計画2以降の各回について同じです] [OD]ガイダンス:講義の進め方など
  2. [OD]高校数学の復習(1):微分・積分の基礎
  3. [OD]高校数学の復習(2):関数の最大値・最小値と制約条件付き最大化(最小化)
  4. [OD]消費者(家計)の行動の分析:効用関数と予算制約式
  5. [LV]ここまでの学習内容に関する質疑等(1)
  6. [OD]消費者(家計)の行動の分析:予算制約のもとでの効用最大化
  7. [OD]消費者(家計)の行動の分析:需要関数の導出と代替効果・所得効果
  8. [OD]供給者(企業)の行動の分析:生産関数の定式化と平均費用・限界費用
  9. [OD]供給者(企業)の行動の分析:利潤最大化と供給曲線の導出
  10. [LV]ここまでの学習内容に関する質疑等(2)
  11. [OD]市場均衡と均衡の安定性
  12. [OD]余剰分析
  13. [OD]より進んだ話題など (大学から許可を受けてオンラインで受講される方がいらっしゃる場合には,当該受講者向けにこの講義の時間帯に学期末試験に代わる試験を実施することがあります)
  14. [LV]ここまでの学習内容に関する質疑等(3) (大学から許可を受けてオンラインで受講される方がいらっしゃる場合には,当該受講者向けにこの講義の時間帯に学期末試験に代わる試験を実施することがあります)

教科書

特定のテキストは使用しません。参考図書については講義中に適宜お知らせします。

    参考書

    • ミクロ経済学

      著者: 芦谷政浩

      出版社: 有斐閣

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