コストマネジメントⅠ
経済学部 - 経営学科
EMG54601
コース情報
担当教員: 岩澤 佳太
単位数: 2
年度: 2024
学期: 春学期
曜限: 木2
形式: 対面授業
レベル: 200
アクティブラーニング: なし
他学部履修: 可
評価方法
定期試験
定期試験期間中
70%
その他
授業内演習課題
30%
詳細情報
概要
コストマネジメントとは,原価情報をもとに価格決定や業績管理など様々な意思決定を行うことで,組織をマネジメントする方法である。本授業では,原価に関する基本的な用語や諸概念を解説するとともに,原価計算の一連の計算手続きについて講義する。実態調査のデータなどをもとに,実際の企業での実施事例も豊富に扱うことで,各計算手法の意義や役割について理解することを目指す。 毎回の授業は,教員による講義パートと学生による授業内課題の演習パートに分かれる。授業内課題の演習を通じて理解の定着を図る。詳細な授業形式は初回のガイダンスで説明する。 会計学に関する基礎的な知識があることが望ましいが,必要な知識は講義内で全て紹介するので,初学者でも履修は歓迎する。
目標
①コストに関する情報を通じて,経営課題や経済的事象を分析する力を習得する ②秋学期「コストマネジメントⅡ」と合わせて日商簿記2級の計算問題を解く基礎力を身に付ける ただし資格試験を目的とした講義ではなく,実践的な分析能力を身に付けることを目的とした講義であることには注意されたい。
授業外の学習
【準備学習】2時間程度 前回までの講義内容について完全に理解した状況で毎回の講義に出席すること 【復習】2時間程度 講義中に取り扱う演習問題はごくわずかである。自ら多くの問題を解き解法の習得に努めること
所要時間: 4時間程度
スケジュール
- ガイダンス
- 原価計算の意義と目的:ケース分析を通じた考察
- 原価の分類と諸概念
- 材料費の計算:自動車工場のケース分析
- 労務費の計算
- 経費の計算:食品工場のケース分析
- 製造間接費の計算①:基本的な計算構造の理解
- 製造間接費の計算②:配賦基準のジレンマと影響システム
- 部門別個別計算①:基本的な計算構造の理解
- 部門別個別計算②:コストマネジメントへの活用
- 総合原価計算①:基本的な計算構造の理解
- 総合原価計算②:計算手法の選択と組織への影響
- 工程別総合原価計算
- 総括
教科書
なし
参考書
講義内で適宜紹介する