企業経済論Ⅱ
経済学部 - 経営学科
EMG51510
コース情報
担当教員: 石井 昌宏
単位数: 2
年度: 2024
学期: 秋学期
曜限: 水4
形式: 対面授業
レベル: 200
アクティブラーニング: なし
他学部履修: 可
評価方法
レポート
定期試験
定期試験期間中
その他
第1回目の講義にて, 成績評価方法やレポート提 出方法等について詳細に説明する予定です. 履修希望者は第1回目の講義へ必ず参加してください. 何らかの感染症の感染状況等を勘案し, 「期末テスト」を「期末レポート」へ変 更する可能性もあります. この変更については講義時間中に連絡する予定です. 第1回講義の前日までに第1回のzoomの設定をloyola掲示板へ掲載する予定です.
詳細情報
概要
この講義では, 「企業経営に関わる様々な現象を経済学の考え方(経済学のモデル)を用いて整理・理解・考察する」ということを行う. 現実の世界はとても複雑であるため, どの企業においても難しい意思決定に直面することが少なくないようである. その意思決定の助けになる材料(情報)を提供するための考え方(方法)の一つをこの講義で解説していく. ただし, その考え方(方法)それ自身よりも「その考え方(方法)を使うと企業経営に関わる諸現象がどのように見えるか」を受講生に伝えることを主目的としている.
目標
この講義の目標は次の3点である. (1)企業間の競争という現象を分析するための入門レベルのモデルを理解する. (2)これらのモデルの限界を知る. (3)モデルを用いた現象分析に慣れる.
授業外の学習
各講義後に, その講義で扱った例題を復習してください. 各講義の前には, 前回の講義内容を見直し, 「問題とその問題を扱う枠組み」を 復習してください. 鉛筆を持ち自分の手を動かして演習問題を解いてください. 毎週, 講義時間と同程度の復習時間を学生自身が確保されることを期待していま す(合計190分程度と予想されます).
所要時間: 190
スケジュール
- 履修希望者は第1回目の講義へ必ず参加してください. 第1回講義の前日までに第1回のzoomの設定をloyola掲示板へ掲載する予定です. なお, 本講義がハイフレックス講義の場合, zoomから講義に参加する人たちには 様々な不便が生ずる可能性が高いと思われることをここに記して注意しておきま す. 以下は予定であり, 何らかの感染症の感染状況等により各テーマの回数あるいは テーマが変更となることがあり得ます. 企業経済論Iで扱う諸問題および全体像
- ミクロ経済学の復習1 - 企業行動と消費者行動の表現方法
- ミクロ経済学の復習2 - 完全競争市場
- ミクロ経済学の復習3 - 独占市場
- ゲーム理論の初歩(その1)
- ゲーム理論の初歩(その2)
- ゲーム理論の初歩(その3)
- 生産量を戦略として行われる競争のモデルとその解釈(その1)
- 生産量を戦略として行われる競争のモデルとその解釈(その2)
- 生産量を戦略として行われる競争のモデルにおける製品差別化
- 価格を戦略として行われる競争のモデルとその解釈
- 価格を戦略として行われる競争のモデルにおける製品差別化
- 価格を戦略としする競争において, 各企業が最低価格保証を採用する場合
- Disruptive Innovation
- 期末テスト期間中に期末テストを予定しています.
教科書
テキストを指定しない.
参考書
経営戦略の経済学
著者: 浅羽茂
出版社: 日本評論社・2004
企業経済学
著者: 小田切宏
出版社: 東洋経済新報社・2000
企業の経済学
著者: 西島益幸
出版社: 新世社・1998