企業経済論Ⅰ

経済学部 - 経営学科

EMG51500

コース情報

担当教員: 石井 昌宏

単位数: 2

年度: 2024

学期: 春学期

曜限: 水4

形式: 対面授業

レベル: 200

アクティブラーニング: なし

他学部履修:

評価方法

リアクションペーパー

10%

レポート

20%

定期試験

定期試験期間中

70%

その他

第1回目の講義にて, 成績評価方法やレポート提出方法等について詳細に説明する予定です. 履修希望者は第1回目の講義へ必ず参加してください. 何らかの感染症の感染状況等を勘案し, 「期末テスト」を「期末レポート」へ変更する可能性もあります. この変更については講義時間中に連絡する予定です. 第1回講義の前日までに第1回のzoomの設定をloyola掲示板へ掲載する予定です.

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詳細情報

概要

この講義では, 保険産業という現象を主対象として「現象をモデルを用いて整理・理解・考察する」ということを行います. 現実の世界はとても複雑であるため, どの企業においても難しい意思決定に直面することが少なくないようです. その意思決定の助けになる情報(材料, 素材)を提供するための考え方(モデル)をこの講義で解説していきます. これを通じて「モデルというレンズを通して現象を観察(および考察)することの面白さ」を受講学生に伝えたいと考えています. そこで, 先人たちが考案した「問題を解決するための枠組み(モデル)」を解説します. さらに, その枠組みを用いることにより身近な問題・企業の問題がどのように見えるかを特に詳しく解説する予定です.

目標

この講義の目標は次の3点です. (1)企業や消費者の行動を整理分析するための諸概念と入門レベルのモデルを理解する. (2)これらのモデルの限界を知る. (3)モデルを用いた現象分析に慣れる.

授業外の学習

各講義後に, その講義で扱った例題を復習してください. 各講義の前には, 前回の講義内容を見直し, 「問題とその問題を扱う枠組み」を復習してください. 鉛筆を持ち自分の手を動かして演習問題を解いてください. 毎週, 講義時間と同程度の復習時間を学生自身が確保されることを期待しています(合計190分程度と予想されます).

所要時間: 190

スケジュール

  1. 履修希望者は第1回目の講義へ必ず参加してください. 第1回講義の前日までに第1回のzoomの設定をloyola掲示板へ掲載する予定です. なお, 本講義がハイフレックス講義の場合, zoomから講義に参加する人たちには様々な不便が生ずる可能性が高いと思われることをここに記して注意しておきます. 以下は予定であり, 何らかの感染症の感染状況等により各テーマの回数あるいはテーマが変更となることがあり得ます. 企業経済論Iで扱う諸問題および全体像
  2. 損害保険会社(損害保険会社の方による損害保険業の解説を予定しています)
  3. 生命保険会社(生命保険会社の方による生命保険業の解説を予定しています)
  4. 不確実性を利用する企業の例(1)
  5. 不確実性を利用する企業の例(2)
  6. モデルと財務データを用いた保険会社のリスク分析(1)
  7. モデルと財務データを用いた保険会社のリスク分析(2)
  8. 再保険
  9. 責任準備金(1)
  10. 責任準備金(2)
  11. 効用関数
  12. 効用関数を用いた保険需要モデル
  13. 情報の非対称性
  14. 情報の非対称性を用いた保険の分析
  15. 期末テスト期間中に期末テストを予定しています.

教科書

テキストを指定しない.

    参考書

    • 企業経済学

      著者: 小田切宏

      出版社: 東洋経済新報社・2000

    • その問題,数理モデルが解決します

      著者: 浜田宏

      出版社: ペレ出版・2018

    • 経営の経済学[第3版]

      著者: 丸山雅祥

      出版社: 有斐閣

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