マクロ経済事情

経済学部 - 経済学科

EEC62800

コース情報

担当教員: 上野 賢一

単位数: 2

年度: 2024

学期: 春学期

曜限: 木5

形式: 対面授業

レベル: 200

アクティブラーニング: なし

他学部履修:

評価方法

出席状況

30%

授業参加

5%

リアクションペーパー

15%

定期試験

定期試験期間中

40%

小テスト等

10%

詳細情報

概要

【学習内容】少子高齢化,自然災害,感染症などのマクロ経済ショックに対して,住宅不動産の価格や使途などの内生的な反応がどのように推移してきたか等を分析しながら,マクロ経済の中での住宅不動産市場等の機能について経済学的に考察する。 【授業方法】講義を中心としつつ,統計や経済のクイズやリアクションペーパーにより理解を深める。

目標

・少子高齢化,自然災害,感染症などの社会問題(マクロ経済ショック)を経済学的に考 察する能力を高めること ・データによる分析能力を高めること ・現在の日本経済(特に住宅不動産市場)を深く理解するための多角的な知識を身につけること。

授業外の学習

事前に教科書の該当部分を読み自分なりの疑問点を持つ(80分程度) 統計や経済のクイズやリアクションペーパーの提出(20分程度) 事後に教科書及び講義での補足説明をまとめ,指定された複数の文献を読む又は統計分析などを行う(90分程度)

所要時間: 190分

スケジュール

  1. ガイダンス 講義の進め方,本講義のアウトライン
  2. 本講義で使用する理論・統計の概説
  3. 住宅地の価格形成要因に関する時系列的変化Ⅰ
  4. 住宅地の価格形成要因に関する時系列的変化Ⅱ
  5. 日本と世界の住宅価格の比較
  6. 少子高齢化の進行が住宅地価格に与える影響
  7. 区分所有建物(マンション)における価格弾力性の比較(1980年代と現在の比較)
  8. 新型コロナウイルス感染症が都市に及ぼした影響と今後の見通しⅠ
  9. 新型コロナウイルス感染症が都市に及ぼした影響と今後の見通しⅡ
  10. 住宅ストックの形成の歴史と空家問題
  11. 貸家及びその敷地にみる空家発生リスクに関する分析ほか
  12. PFIによる公共施設等の効率的整備に向けたVFMに関する分析と現在の状況
  13. マクロ経済指標(金利,所得,物価)と住宅経済(新築着工戸数,価格)との関係性に関する分析
  14. 自然災害リスクの認知ギャップと地価との関係性に関する分析

教科書

下記の教科書を用いる。

  • 不動産の経済的価値に関する計量経済分析 ー住宅の資産価値向上のための価格変動メカニズムの解明

    著者: 上野賢一

    出版社: 住宅新報出版・2023年

参考書

経済経営研究(Vol.44 No.2)「新型コロナウイルス感染症が都市に及ぼした影響と今後の見通し」,日本政策投資銀行設備投資研究所刊行(授業中に配布予定)

  • 平成の経済

    著者: 小峰隆夫

    出版社: 日本経済新聞社・2019年

  • 実証分析のための計量経済学

    著者: 山本勲

    出版社: 中央経済社・2015年

  • 「都市と地域の経済学」

    著者: 黒田達郎・田淵隆俊・中村良平

    出版社: 有斐閣ブックス・2008年

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