経済統計論Ⅱ
経済学部 - 経済学科
EEC61800
コース情報
担当教員: 伊藤 伸介
単位数: 2
年度: 2024
学期: 秋学期
曜限: 金6
形式: オンデマンド授業
レベル: 200
アクティブラーニング: なし
他学部履修: 可
評価方法
レポート
60%
小テスト等
40%
その他
1回目の授業の時に,SPSSが実行可能かどうかを確認する。
0%
詳細情報
概要
本講義の目的は,Excelだけでなく,統計解析パッケージであるSPSSも使用しながら,データ分析の基礎を学習することである。近年,インターネットによって誰でも簡単に統計データを入手することが可能になっただけでなく,SPSS, SAS, EViews, Rといった統計解析用のソフトウェアの普及により,統計データを利用する環境が整備されてきた。こうした状況においては,統計データを処理・加工する能力は,これまで以上に社会で必要不可欠なものになると考えられる。本講義では,利用可能な経済統計データや調査個票データ等を用いて,実証分析を行うための基礎的な知識を身につける。
目標
ミクロレベルの統計データや調査個票データの分析方法に関する基礎的知識を習得する。
授業外の学習
授業で説明した内容について演習問題で復習することによって,統計データ分析の処理・加工に関する理解を深めること。
所要時間: 授業 1 回あたりの授業時間外の学習時間は,190分(予習60分,復習130分)とする。
スケジュール
- イントロダクション―統計データ分析の考え方
- 次元のデータの分析(1)―度数分布とヒストグラムの作成
- 次元のデータの分析(2)―基本統計量(平均,分散等)の計測
- 次元のデータの分析(1)―共分散と相関係数
- 次元のデータの分析(2)―クロス集計,相関分析と関連性の検証
- 母集団の平均値の推定と検定(1)―標準正規分布とt分布
- 母集団の平均値の推定と検定(2)―母集団の平均値の差の検定
- 回帰分析(1)―単回帰分析と結果の評価
- 回帰分析(2)―重回帰分析と結果の解釈
- 回帰分析の応用(1)―ダミー変数を使った回帰
- 回帰分析の応用(2)―対数と2乗項を用いた回帰
- 回帰分析の応用(3)―質的従属変数を用いた回帰
- 回帰分析の応用(4)―変数選択,外れ値の処理
- 回帰分析の応用(5)―ミクロデータ分析の注意点
教科書
テキストについては特に指定しない。配布資料を用いて講義を行う。
参考書
『SPSSによる多変量解析』
著者: 村瀬洋一・高田洋・廣瀬毅士(編)
出版社: オーム社・2007年
『SPSSによる応用多変量解析』
著者: 三輪哲・林雄亮(編)
出版社: オーム社・2014年
『データ分析をマスターする12のレッスン』
著者: 畑農鋭矢・水落正明著
出版社: 有斐閣アルマ・2017年