中級マクロ経済学

経済学部 - 経済学科

EEC60101

コース情報

担当教員: 川西 諭

単位数: 2

年度: 2024

学期: 春学期

曜限: 月4

形式: 対面授業

レベル: 300

アクティブラーニング: なし

他学部履修:

評価方法

定期試験

定期試験期間中

50%

中間試験

授業期間中

50%

その他

板書や配布資料,練習問題中に誤字脱字や不適切な内容がある場合に,それを最初に指摘してくれた学生にはボーナス点を与える。

0%

詳細情報

概要

本講義では経済成長のメカニズムに関する理論研究を紹介する。豊かな国とそうでない国の差は年々の成長率の差の結果である。経済成長率はどのように決まるのか,なぜ日本経済は高度経済成長を達成できたのか,そして経済成長率が低下したのはなぜか,成長をもたらす政策とは何か,このような問題を考察していく。 微分法(特に偏微分法)に関する知識を必要とするので注意。 授業は基本的にレクチャースタイルで行う。 講義資料はMoodleで配布する。

目標

経済成長のメカニズムについて自分の言葉で説明できるようになる。 経済成長のモデルを理解し,モデルに基づいて政策の効果などを説明できるようになる。

授業外の学習

理解を確認するための計算問題を解く練習をしてくる。理解ができたら,過去の試験問題を自分で解けるように十分に復習をする。

所要時間: 190分

スケジュール

  1. ※以下は予定であり,授業の進捗状況により各テーマの回数は変更することがありうる。 講義概要の説明 イントロダクション マクロ経済学の復習 3面等価の原則
  2. 新古典派成長理論(2)数学準備 1次同次マクロ生産関数
  3. 新古典派成長理論(3)数学準備 離散時間と連続時間
  4. 新古典派成長理論(4)仮定
  5. 新古典派成長理論(5)定常状態
  6. 新古典派成長理論(6)結論のまとめ
  7. 新古典派成長理論(7)黄金律と動学的非効率性
  8. 新古典派成長理論(8)技術進歩のある新古典派成長モデル
  9. 新古典派成長理論(9)カルドアの定型化された事実と収束研究
  10. 新古典派成長理論(10)成長会計
  11. 内生的成長理論(1)アイデアの性質 非競合性と排除可能性
  12. 内生的成長理論(2)アイデアの性質 外部性
  13. 内生的成長理論(4)アイデアを促す政策
  14. 全体総括

教科書

特に指定しないが,授業内容の理解を深めるために参考書での自習を勧める。

    参考書

    1は入門書 2は大学院レべル その他の参考書はwebpageに紹介する。

    • 経済成長理論入門

      著者: チャールズ ジョーンズ著 香西 泰監訳

      出版社: 日本経済新聞社

    • 内生的経済成長理論I,II

      著者: バーロ&サライマーティン著 大住圭介訳

      出版社: 九大出版会

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