金融論Ⅱ
経済学部 - 経済学科
EEC55100
コース情報
担当教員: 川西 諭
単位数: 2
年度: 2024
学期: 秋学期
曜限: 月2
形式: 対面授業
レベル: 200
アクティブラーニング: あり
他学部履修: 可
評価方法
出席状況
授業参加
リアクションペーパー
定期試験
定期試験期間中
その他
リアクションペーパーとは予習ノートのことを指す。 資料の誤字脱字の指摘や建設的なコメントにはボーナス得点を与えることがある。
詳細情報
概要
注意1:この講義は金融論Iを前提に授業をします。経済学科生は金融論Iが前提履修科目となっており,金融論Iの単位を取得していないと履修ができません。経済学科生以外は履修可能ですが,9割の学生は金融論Iを履修している状況でグループワークをすることになることを理解して履修の判断をしてください。 注意2:この講義は学生参加型の協同学習の形態で行われます。授業前に予習した内容に関してノートを作成(要提出)し,そのノートに基づいて5人グループで話し合います(グループ分けは教員が行います)。このため予習と出席,ディスカッションへの積極的な参加ができない学生は単位の修得が困難となります。履修の判断の際は留意してください。座席もグループごとに指定します。 金融リテラシーの重要性が叫ばれている。 産業革命以降の資本主義経済の発展は金融によって支えられたと言っても過言ではない。金融には社会を豊かにする力がある。しかし,金融に関する知識がなければ,その力を十分に活用することはできない。一方,借金地獄や金融危機など金融に対するマイナスのイメージが社会に蔓延しているのも事実である。こうしたマイナスのイメージの原因となっている金融取引での失敗と金融市場の混乱の原因を科学的に解明し,失敗をせず,混乱から身を守る方法学ぶことも重要な金融リテラシーである。金融の正しい知識を持ち,賢く金融とつきあう方法を学ぶ。 金融論IIでは主に金融の課題や問題点などについて考えます。
目標
・金融システムの仕組みと役割を理解する。 ・金融取引で犯しがちな失敗の原因と対処法を理解する。 ・金融危機の仕組みを理解する。 ・金融との賢いつきあい方を理解する。
授業外の学習
LTD話し合い学習法という協同学習法を取り入れた学生参加型の授業を行う。学生はテキストの指定個所または配布資料を事前に読んで予習を行い,予習ノートを作成して授業に臨むことが求められる。授業では全体で資料の内容について確認をし,続いて学んだ知識の理解を深めるためにグループディスカッションを行う。グループ分けは教員がランダムに行う。予習ノートは毎回回収する。 Moodle - 経済学科川西 - 金融論II since 2022 参照
所要時間: 190分
スケジュール
- イントロダクション
- PBL話し合い学習法について練習課題を使って確認する
- ショートストーリー2 金融システム のショートヒストリー 前半
- ショートストーリー2 金融システム のショートヒストリー 後半
- 第9章 証券価格と収益率の関係 前半
- 第9章 証券価格と収益率の関係 後半
- 第10章 証券の収益率の決まり方
- 第11章 なぜ難しい金融取引 前半 第1・2節
- 第11章 なぜ難しい金融取引 後半 第3・4節
- ショートヒストリー3 バブルのショートヒストリー
- 第12章 なぜバブルは起こるのか? 前半
- 第12章 なぜバブルは起こるのか? 後半
- フィナンシャルライフプラニングゲーム
- 現役金融マンとの意見交換会
教科書
下記のテキストを使用する。
金融のエッセンス (有斐閣ストゥディア)
著者: 川西 諭, 山崎 福寿
出版社: 有斐閣・2013年
参考書
適宜授業中に紹介する。