金融論Ⅰ
経済学部 - 経済学科
EEC55000
コース情報
担当教員: 川西 諭
単位数: 2
年度: 2024
学期: 春学期
曜限: 月2
形式: 対面授業
レベル: 200
アクティブラーニング: あり
他学部履修: 可
評価方法
出席状況
授業参加
リアクションペーパー
定期試験
定期試験期間中
その他
リアクションペーパーとは予習ノートのことを指す。 資料の誤字脱字の指摘や建設的なコメントにはボーナス得点を与えることがある。
詳細情報
概要
注意:この講義は学生参加型の協同学習の形態で行われます。授業前に予習した内容に関してノートを作成(要提出)し,そのノートに基づいて5人グループで話し合います(グループ分けは教員が行います)。このため予習と出席,ディスカッションへの積極的な参加ができない学生は,単位の修得が困難となります。履修の判断の際は留意してください。座席もグループごとに指定します。 金融リテラシーの重要性が叫ばれている。 産業革命以降の資本主義経済の発展は金融によって支えられたと言っても過言ではない。金融には社会を豊かにする力がある。しかし,金融に関する知識がなければ,その力を十分に活用することはできない。一方,借金地獄や金融危機など金融に対するマイナスのイメージが社会に蔓延しているのも事実である。こうしたマイナスのイメージの原因となっている金融取引での失敗と金融市場の混乱の原因を科学的に解明し,失敗をせず,混乱から身を守る方法学ぶことも重要な金融リテラシーである。金融の正しい知識を持ち,賢く金融とつきあう方法を学ぶ。 金融論Iでは主に金融の役割や仕組みなどのポジティブな側面 金融論IIでは主に金融の課題や問題などのネガティブな側面に注目する。
目標
・金融取引の意義を理解する。 ・金融取引の基礎概念を理解する。 ・金融システムの仕組みと役割を理解する。 ・金融との賢いつきあい方を理解する。
授業外の学習
LTD話し合い学習法という協同学習法を取り入れた学生参加型の授業を行う。学生はテキストの指定個所または配布資料を事前に読んで予習を行い,予習ノートを作成して授業に臨むことが求められる。授業では全体で資料の内容について確認をし,続いて学んだ知識の理解を深めるためにグループディスカッションを行う。グループ分けは教員がランダムに行う。予習ノートは毎回回収する。 (予習ノートの作成時間の目安:190分程度) Moodle - 経済学科川西 - 金融論I 参照
所要時間: 190分
スケジュール
- イントロダクション
- PBL話し合い学習法について
- 第1章 金融取引とは何か?
- 第2章 資本と投資
- 第3章 投資の収益率と利子率
- 第4章 金融取引が生み出す利益 前半 第1・2節
- 第4章 金融取引が生み出す利益 後半 第3・4節
- ショートストーリー1 社会を豊かにしてきた金融取引 - 5つの事例
- 第6章 金融取引の阻害要因:もしも金融システムがなかったら
- 第7章 銀行システムの役割 前半 第1節
- 第7章 銀行システムの役割 後半 第2節
- 第8章 市場システムの役割 前半 p.141の(3)の前まで
- 第8章 市場システムの役割 後半 p.141の(3)から最後まで
- 授業内容を振り返って,レポートを提出する。
教科書
下記のテキストを使用する。
金融のエッセンス (有斐閣ストゥディア)
著者: 川西 諭, 山崎 福寿
出版社: 有斐閣・2013年
参考書
適宜授業中に紹介する。