農業政策の経済学

経済学部 - 経済学科

EEC54810

コース情報

担当教員: 西原 是良

単位数: 2

年度: 2024

学期: 秋学期

曜限: 金3

形式: 対面授業

レベル: 200

アクティブラーニング: なし

他学部履修:

評価方法

授業内期末試験

授業期間中

80%

小テスト等

20%

詳細情報

概要

本講義では農業経済学の基礎を学ぶ。農業経済学は,主にミクロ経済学に基づく応用経済学の一分野として位置づけられるが,人間にとって必要不可欠な消費財である食糧の生産を主に扱うこともあり,これまでに独自の理論や知識の体系が構築されてきた。 本講義では,まずミクロ経済学の基礎を確認した上で,食糧不足や貿易保護など国際社会における様々な農業問題の原因を把握する。さらに,それらの問題に対処するために,どのような農業政策が途上国や先進国で導入されてきたのかについて学ぶ。

目標

ミクロ経済学の理論に基づく応用・実証研究としての農業経済学を学び,現実の農業問題や農業政策のあり方について理解を深める。

授業外の学習

講義資料や参考文献の予習・復習。

所要時間: 200分

スケジュール

  1. イントロダクション ※以下のスケジュールは予定であり,受講生の希望や時事的な社会問題により変更する可能性がある。
  2. 経済成長と人口問題
  3. 技術進歩と食料問題の解決
  4. 機械化体系と要素代替・技術進歩の転換
  5. 価格政策と農業構造問題
  6. 先進国段階の農業政策と食料消費
  7. 農政改革と飽食の30年:これからの農業政策
  8. フードシステムの複雑化と政府の役割
  9. 地代の理論と農地政策
  10. 条件不利地域問題
  11. 水資源とその管理組織
  12. 農業公共事業の展開
  13. 流域マネジメントと将来の農業用水
  14. 期末試験

教科書

無し。

    参考書

    • 農業経済学 第5版 (岩波テキストブックス)

      著者: 荏開津典生・鈴木宣弘

      出版社: 岩波書店・2020年

    • フードシステムの経済学 第6版

      著者: 時子山ひろみ・荏開津典生・中嶋康博

      出版社: 医歯薬出版・2019年

    • 地域再生の論理と主体形成:農業・農村の新たな挑戦 (早稲田大学学術叢書)

      著者: 柏雅之【編著】・ 矢口芳生 ・斎藤修・ 弦間正彦・ 西原是良 ・ 堀口健治【著】

      出版社: 早稲田大学出版部・2019年

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