ミクロ経済学B【経済学科生再履修者,経営学科生,他学部他学科生】

経済学部 - 経済学科

EEC50802

コース情報

担当教員: 阿武 秀和

単位数: 2

年度: 2024

学期: 春学期

曜限: 金4

形式: 対面授業+オンライン授業(オンデマンド授業,同時双方向型授業(Zoomなど)) /Alternating face-to-face & A

レベル: 100

アクティブラーニング: なし

他学部履修:

評価方法

授業内期末試験

授業期間中

100%

その他

オンデマンド方式で授業を行い,授業最終日に実施する期末試験のみ対面方式とする予定です。 なお,対面方式で試験を実施する際に,オンラインでの参加を希望されても対応できません。履修登録する学生はその点を踏まえて登録してください。

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詳細情報

概要

ミクロ経済理論の初歩的な内容(部分均衡分析)を学びます。財を欲する者(消費者)と財を提供したい者(生産者)が出会う場を市場と呼びますが, 1,市場を科学的な方法(数学)を用いて記述すること 2,市場均衡において何が起るのかを理解すること の2点が本講義の主要な課題です。高校2年生程度の数学力(特にべき指数がついた関数を微分する技術と,微分の意味に関する理解)が講義開始時点で身に付いていることを期待して講義を行います。

目標

需要が消費者の最適行動の結果であることと,供給が生産者の最適行動の結果であることを理解すること。また,理想的な条件下では競争均衡配分が効率的であることを理解し,様々な政策を経済学的に評価する能力を身に付けること。様々な要因(外部性,不完全競争など)によって,競争均衡の効率的な側面が阻害されてしまう場合があることを理解すること。

授業外の学習

Moodleに演習問題と解答をアップロードするので期末テストまでに解いてください。

所要時間: 190

スケジュール

  1. ガイダンス
  2. 消費者について(1):限界効用と需要曲線,消費者余剰
  3. 消費者について(2):需要の価格弾力性
  4. 生産者について:限界費用と供給曲線,生産者余剰
  5. 競争均衡について:競争均衡配分の効率性,競争均衡の安定性
  6. 余剰分析の応用(1):従量税・従価税
  7. 余剰分析の応用(2):上限価格規制・下限価格規制
  8. 余剰分析の応用(3):自由貿易,関税・数量規制の効果
  9. 余剰分析の応用(4):自由貿易,関税・数量規制の効果
  10. 市場の失敗(1):独占
  11. 市場の失敗(2):情報の非対称性
  12. マッチング理論(1):腎臓ドナー交換問題
  13. マッチング理論(2):TTCアルゴリズム
  14. マッチング理論(3):結婚問題とDAアルゴリズム

教科書

過年度の講義スライドと教科書風に記述された文書(pdfファイル)を配布する。必要に応じ各自で印刷して利用してください。

    参考書

    • 入門ミクロ経済学 [原著第9版]

      著者: ハル ヴァリアン

      出版社: 勁草書房

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