ミクロ経済学B【経済学科1年次生】

経済学部 - 経済学科

EEC50801

コース情報

担当教員: 青木 研

単位数: 2

年度: 2024

学期: 秋学期

曜限: 水3

形式: 対面授業

レベル: 100

アクティブラーニング: あり

他学部履修: 不可

評価方法

定期試験

定期試験期間中

60%

小テスト等

40%

詳細情報

概要

ミクロ経済学Aで学んだ内容を基礎として,初級および中級レベルのミクロ経済学を講義する。はじめに,消費者サイドに目を向ける。消費者選択理論を取り上げ,需要構造についてより詳細に議論する。次に,生産技術と費用構造の関係を復習し,競争市場での企業行動を考察する。消費者行動と企業行動への理解を深めた後,企業活動のもう一つの重要な側面である,労働雇用や資本投入を分析し,労働市場や所得分配に関する問題を考察する。要素市場の働きを理解することで,市場が経済活動を調整する仕組みについての理解を深めるのがねらいである。なお,この講義では経済モデルの理解のため適宜数式を用いる。並行して経済数学を履修することが望ましい。

目標

消費者の合理的行動と需要関数の関係を理解する。 生産者の合理的行動と供給関数の関係を理解する。

授業外の学習

1) 次回授業範囲の教科書をあらかじめ読み,内容を理解した上で授業に出席する。(80分) 2) 授業後に授業の内容をまとめたノートを作成し,練習問題を解く。(80分) 3) 最適化など数学的な手法を用いるため,不安がある場合は経済数学などを復習しておく。(30分)

所要時間: 190分

スケジュール

  1. ガイダンス + 消費者行動の理論 (1)
  2. 消費者行動の理論 (2):最適消費
  3. 消費者行動の理論 (3):限界分析
  4. 消費者行動の理論 (4):最適消費の性質
  5. 消費者行動の理論 (5):補償需要関数
  6. 消費者行動の理論 (6):支出関数
  7. 消費者行動の理論 (7):所得効果と代替効果
  8. 消費者行動の理論 (8):スルツキー分解
  9. 企業行動の理論 (1):生産要素が1つのとき 生産関数
  10. 企業行動の理論 (2):生産要素が1つのとき 費用関数
  11. 企業行動の理論 (3):生産要素が2つのとき
  12. 企業行動の理論 (4):利潤と所得分配
  13. 市場均衡(1):部分均衡分析
  14. 市場均衡(2):余剰分析

教科書

教科書の前半部を使用

  • ミクロ経済学の力

    著者: 神取道宏

    出版社: 日本評論社・2014年

参考書

  • ミクロ経済学

    著者: 奥野正寛 編著

    出版社: 東京大学出版会・2008年

  • クルーグマン・ミクロ経済学

    著者: ポール・クルーグマン,ロビン・ウェルス

    出版社: 東洋経済新報社・2007年

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