マクロ経済学B【経済学科生再履修者,経営学科生,他学部他学科生】

経済学部 - 経済学科

EEC10602

コース情報

担当教員: 奴田原 健悟

単位数: 2

年度: 2024

学期: 春学期

曜限: 木4

形式: オンデマンド授業

レベル: 100

アクティブラーニング: なし

他学部履修:

評価方法

レポート

30%

小テスト等

70%

その他

毎回の授業に対して理解度確認のための小テストを行う。また,期末にレポートを課す。いずれもMoodleを用いて行う予定である。

0%

詳細情報

概要

本講義では,マクロ経済学Aで学んだ内容を踏まえつつ,マクロ経済学の基礎理論についての学ぶ。とくに,価格が伸縮的な長期の古典派マクロ経済モデルと価格が硬直的な短期のケインズ経済学のモデルの基本構造を学んだうえで,その政策インプリケーションの違いを扱う。

目標

(1)価格が伸縮的な長期の古典派マクロ経済学モデルを理解し,標準的な問題を解くことができる。 (2)価格が硬直的な短期のケインズ経済学のモデルを理解し,標準的な問題を解くことができる。 (3)長期と短期のマクロ経済モデルの政策インプリケーションの違いを理解し,標準的な問題を解くことができる。

授業外の学習

本科目の単位習得には,授業以外に,事前の準備(予習など)および事後の展開(復習など)での学修が必要になる。以下はその目安である。 (1)事前の準備(予習など):事前にテキストの該当箇所に目を通し,講義資料の穴埋めに入るワードが何かを考える。各回につき60分程度。 (2)事後の展開(復習など):講義資料の確認や授業動画の再視聴,小テストの確認など。各回につき各回150分程度。

所要時間: 事前の準備(予習):60分,事後の展開(復習など):150分

スケジュール

  1. イントロダクション ※以下は予定であり,授業の進捗状況により各テーマの回数は変更することがありうる
  2. 長期のマクロ経済理論(1):所得の決定
  3. 長期のマクロ経済理論(2):財政政策の効果
  4. 長期のマクロ経済理論(3):物価の決定と金融政策
  5. 長期と短期の理論をつなぐ:AD-ASモデル
  6. 短期のマクロ経済理論(1):財市場とケインジアンクロス
  7. 短期のマクロ経済理論(2):財市場とIS曲線
  8. 短期のマクロ経済理論(3):貨幣市場と流動性選好理論・LM曲線
  9. 短期のマクロ経済理論(4):IS-LMモデルと政策の効果
  10. 開放経済(1):開放経済の基礎知識
  11. 開放経済(2):長期のモデル
  12. 開放経済(3):短期のモデル(マンデルフレミングモデル)
  13. 開放経済(4):為替レート制と政策効果
  14. 長期と短期のマクロ経済理論のまとめ

教科書

基本的に授業では配布資料を使って進めるが,テキスト1の内容が主となる。

  • マンキューマクロ経済学I・入門篇(第5版)

    著者: N.グレゴリー マンキュー

    出版社: 東洋経済新報社・2024年

参考書

参考書1は授業の進度によっては,授業内でその内容を扱う場合がある。参考書2は,テキスト1および参考書1の英文版である。

  • マンキューマクロ経済学II・応用篇(第5版)

    著者: N.グレゴリー マンキュー

    出版社: 東洋経済新報社・2024年

  • Macroeconomics, 11th Ed.

    著者: N. Gregory Mankiw

    出版社: Worth・2022

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