マクロ経済学B【経済学科2年次生】

経済学部 - 経済学科

EEC10601

コース情報

担当教員: 近藤 広紀

単位数: 2

年度: 2024

学期: 春学期

曜限: 金2

形式: 対面授業

レベル: 100

アクティブラーニング: なし

他学部履修: 不可

評価方法

定期試験

定期試験期間中

60%

小テスト等

40%

その他

小テストを4回おこなう予定.その回の授業のはじめもしくはおわりの30から40分程度を充てる予定.いつ行うかの予告はしない。

0%

詳細情報

概要

本講義では,マクロ経済学Aで学んだことの発展的内容,およびそこでは扱われなかった内容について,学部中級程度までの範囲内で解説する。具体的には,短期・中期のマクロモデルの復習から初めて,家計や企業の経済主体の行動様式の詳細の解説を経て,これらをもとにした,長期の経済成長モデルや,近年の財政金融政策をめぐる話題について,解説する。

目標

マクロ経済の景気循環や成長のメカニズムについて,自分の力で経済学の分析ツールを論理的に組み立てて解説できるようになること。その枠組みをもとに,経済政策の効果についても議論できるようになること。

授業外の学習

参考図書や,Moodle上のスライドを用いながら,予習と復習を行うこと.重要箇所や,理解が困難と感じられる箇所については,Moodle上に動画による解説もアップする.必要に応じて繰り返し視聴することで理解が深まることが期待される.毎週これらを用いた予習と復習に,平均して200分程度を充ててほしい.

所要時間: 平均して200分程度

スケジュール

  1. マクロ経済学の射程 IS-LMモデルの構築
  2. IS-LMモデルの応用(i)
  3. IS-LMモデルの応用(ii) マンデルフレミングモデルと為替相場制度(i)
  4. マンデルフレミングモデルと為替相場制度(ii)
  5. 総需要と総供給のモデル
  6. 生産,インフレーションおよび失業率変動の動学分析(i): 経済変動の動学モデル
  7. 生産,インフレーションおよび失業率変動の動学分析(ii): 経済変動の動学モデルと金融政策をめぐる近年の議論
  8. 消費と貯蓄(i): 基本設定
  9. 消費者行動の理論(ii): 拡張,不確実性の導入など
  10. 投資の理論(i): 基本設定
  11. 投資の理論(ii): 拡張,不確実性の導入など
  12. 経済成長(i): 新古典派経済成長モデル
  13. 経済成長(ii): 成長のプロセスと国際比較
  14. まなんだことのまとめ

教科書

テキストは指定せず,配布資料をもとに授業を⾏うが,以下の参考書を購⼊し読むことを勧める.

    参考書

    欧⽂書である.最新版は第11版である.その下の2冊は欧文書第11版の邦訳である.

    • Macroeconomics 11th edition

      著者: N. Gregory Mankiw

      出版社: Worth Publishers 2021

    • マンキューマクロ経済学I ⼊⾨編(第5版)

      著者: N.グレゴリー・マンキュー著,足立,地主,中谷,柳川訳

      出版社: 東洋経済新報社 2024

    • マンキューマクロ経済学II 応用編(第5版)

      著者: N.グレゴリー・マンキュー著,足立,地主,中谷,柳川訳

      出版社: 東洋経済新報社 2024

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