マクロ経済学A【経済学科1年次生】

経済学部 - 経済学科

EEC10501

コース情報

担当教員: 中里 透

単位数: 2

年度: 2024

学期: 秋学期

曜限: 金4

形式: 対面授業

レベル: 100

アクティブラーニング: なし

他学部履修: 不可

評価方法

定期試験

定期試験期間中

100%

詳細情報

概要

履修登録の前に必ず下記の留意事項をお読みください。科目選択に当たってはこれらの留意事項に十分ご配慮いただき,そのうえで科目登録と履修を行ってくださるようお願い申し上げます。授業の概要は本欄の末尾にあります。 [※1「 2024年度入学者で経済学部経済学科所属の方」以外は受講できません] [※2 履修登録をされた方は必ずMoodleにアクセスし,下記のコースへの参加登録をしてください。なお,Moodle上の下記ページの開設は本年9月中旬頃を予定しています]マクロ経済学A(2024年度秋学期) [※3 オンデマンド方式の講義が行われる場合は,Moodle上にコンテンツを掲載する方法で配信します。各コンテンツは予め十分な点検を行ったうえで配信を行いますが,正常に搭載がなされている場合にも,ご利用の機材によっては動画・音声の再生に不具合が生じることがあります] [※4 本講義については定期試験期間中に実施される定期試験での成績評価を行うことを予定していますが,現時点で予見しがたい事象の発生により,予定通りの定期試験の実施が困難となった場合には,当初の予定とは異なる方法により成績評価を行う場合があります。定期試験の実施によらずレポート課題の提出により成績評価を実施する場合には,剽窃等による不正行為のモニタリングを完全に実施することに技術的な困難が伴うことから,成績評価において最上級の成績(A評価)の付与を見合わせる場合があります] [※5 講義中に使用される資料等において引用・参照される統計等については,政府統計等信頼できると判断される外部情報等に基づき正確を期して作成していますが,情報の正確性や完全性を必ずしも保証するものではありません] [※6 シラバスについては所管省庁(文部科学省)から一定の基準・指針にしたがって詳細な事項の記載を行うことを要請されており,また高等教育に係る認証評価機関(大学基準協会,大学評価・学位授与機構,日本高等教育評価機構等)においては適切なシラバスが作成されていることが認証評価の基準のひとつとされています。このため,記述が多岐にわたっており,講義の受講に際して一般的に必要となる以上の情報が記載されていると感じられることがあるかもしれませんが,諸般の事情からこのような形での記載となることについてご理解・ご協力を賜りますよう,お願い申し上げます] 本講義ではマクロ経済学の初歩的な内容について解説を行う.経済全体の活動水準を表す国内総生産がどのように決定されるのか,財政政策や金融政策は経済活動の水準にどのような影響を与えるのか等について,現実の経済との対応関係に留意しながら解説することとしたい.

目標

マクロ経済学の最も基本的な部分(IS-LMモデルと新古典派成長モデルなど)について,その考え方と分析手法を講義を通じて正確に習得するとともに,それを現実の経済問題に応用するスキルを身につけること。

授業外の学習

本講義では復習に重点を置いて授業時間外の学習を行うことを基本とする。毎回の講義の主な内容について,計算過程なども含めて独力で再現できるようになるまで知識を十分に定着させるとともに,新聞やラジオ・テレビなどのニュースなどをもとに,講義で得た知識を実際の経済問題に応用する能力を養うことが授業時間外の学習の基本として求められる。授業外学習のために確保すべき時間数は各人の個別の状況にもよるが,講義に臨む前の準備や事後の確認等のために週平均に均してみた場合に目安としておおむね4時間程度の時間が確保されることを基本としつつ,各人のそれぞれの時点における状況を勘案して適切な学習時間が確保されるよう,上記の目安のみにかかわらず幅広い観点に立って,本講義の趣旨を踏まえた適切な時間外学習の時間数が確保されることが要請される。時間外学習の具体的内容については,講義中にふれられた基礎的な概念等の確認,数式による導出方法等の確認,グラフを利用した視覚的な理解の確認,口頭説明による確認,独自の説明資料の作成などさまざまな内容が想定されるが,授業外学習の時間が設けられていることの趣旨に鑑み,上記の事項にかかわらず幅広い観点に立って,講義時間等において紹介される参考文献等も参照しつつ,授業外学習の本旨に即した適切な学習がなされることが求められる。

所要時間: 240分(「授業時間外の学習」欄の記載事項も参照のこと)

スケジュール

  1. ※以下に示されている各回の講義内容は,現時点におけるおおむねの目安をあらかじめ予定として示したものであり,受講者の事前の学習の状況や外出自粛要請・交通機関の途絶等予見しがたい事象の発生等により予告なく変更される場合があります。なお,上記の事象の発生等によりスケジュールの変更が生じた場合にも,講義の全体の構成については基本的に大きな変更は生じないものと見込まれます。 ガイダンス:講義の進め方・マクロ経済学と日本経済など
  2. 国民経済計算に関する解説
  3. 財市場の分析:財市場における需要と供給
  4. 財市場の分析:IS曲線の導出
  5. ここまでの学習内容に関する質疑応答,日本経済の現状に関する質疑等(1)
  6. 金融市場の分析:金融市場における需要と供給
  7. 金融市場の分析:LM曲線の導出
  8. IS-LMモデル:均衡GDPと均衡利子率の決定・財政金融政策の基礎
  9. ここまでの学習内容に関する質疑応答,日本経済の現状に関する質疑等(2)
  10. 新古典派成長モデル(1)
  11. 新古典派成長モデル(2)
  12. 新古典派成長モデル(3)
  13. 非伝統的な金融政策
  14. 全体のまとめと質疑応答,日本経済の現状に関する質疑等(3) (大学から許可を受けてオンラインで受講される方がいらっしゃる場合には,当該受講者向けにこの講義の時間帯に学期末試験に代わる試験を実施する講義回に振り替えとなることがあります)

教科書

本講義ではテキストは使用しません。

    参考書

    • コンパクトマクロ経済学(第2版) ※第1版でも十分に対応可能です

      著者: 飯田泰之・中里透

      出版社: 新世社

    • マクロ経済学・入門

      著者: 福田慎一・照山博司

      出版社: 有斐閣アルマ

    • ブランシャール マクロ経済学

      著者: オリヴィエ ・ブランシャール

      出版社: 東洋経済新報社

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