ミクロ経済学A【経済学科1年次生】
経済学部 - 経済学科
EEC10401
コース情報
担当教員: 堀江 哲也
単位数: 2
年度: 2024
学期: 春学期
曜限: 火2
形式: 対面授業
レベル: 100
アクティブラーニング: なし
他学部履修: 不可
評価方法
定期試験
定期試験期間中
詳細情報
概要
ミクロ経済学では,個人の消費行動,企業の生産活動,さらには市場経済のメカニズムなどを学びます。経済学には,国際経済学,労働経済学,環境経済学,医療経済学,公共経済学など,様々な分野がありますが,ミクロ経済学はこうした応用分野の基礎となる科目です。そのため,今後,皆さんが各自の興味や関心に応じて,様々な経済学の科目を学ぶ上で,ミクロ経済学の理解は不可欠です。この講義では,初めてミクロ経済学を学ぶ人を対象に,ミクロ経済学を講義します。経済学では「数学が言語だ」と言われていますが,入門レベルでは難しい数学を使わずに,図や数値例を用いてわかりやすくミクロ経済学のエッセンスを解説します。 履修登録者は,MOODLEのHORIE, TETSUYA「ミクロ経済学A2021」に登録すること。講義資料や課題等,重要な情報はMOODLEに掲示します。また上述しましたように,初回講義についてはLOYOLA掲示板を通してお知らせします(Moodleにもかいておきます)。
目標
1)ミクロ経済学の基本原理を理解すること。 2)経済学的な考え方を身につけ,現実の問題に応用することができるようになること。 3)今後履修する経済学関連科目の前提知識を習得すること。
授業外の学習
教科書を必ず読んでください。毎週に課される宿題に取り組み,提出をしてください。予習も大切ですが,復習がさらに大切です(週3時間程度)
所要時間: 190分
スケジュール
- ミクロ経済学とは何か 市場機構と需要・供給
- 需要とは何か(消費者の理論) 消費者の好みと予算
- 限界効用と価格 無差別曲線による効用最大化
- 供給とは何か(生産者の理論) 複数の生産物 利潤最大化
- 限界生産力,限界代替率,限界変換率,そして価格 費用関数
- 一般均衡 市場の成果
- 厚生経済学の基本定理
- 市場の失敗
- 余剰 不平等
- 独占 競争価格と独占価格
- 複占 生産の一般均衡:産業のつながり
- 公共財
- 税
- リスクと保険
教科書
テキストの予習・復習を心がけて下さい。紀伊國屋書店MyKiTSでのテキスト販売期間を逃さないようにしてください。
ミクロ経済学講義
著者: 入谷純・篠塚友一
出版社: 日本経済新聞出版社・2012年
クルーグマン・ミクロ経済学第2版
著者: ポール クルーグマン・ロビン ウェルス
出版社: 東洋経済・2017年
参考書
アセモグル/レイブソン/リストミクロ経済学
著者: ダロン アセモグル・デヴィッド レイブソン・ジョン リスト
出版社: 東洋経済新報社・2020年
入門ミクロ経済学 (原著第9版)
著者: ハル ヴァリアン
出版社: 勁草書房・2015年