哲学特殊研究・近代II
博士後期課程文学研究科 - 哲学専攻
DPPH3232
コース情報
担当教員: 鈴木 伸国
単位数: 2
年度: 2024
学期: 秋学期
曜限: 木4
形式: 対面授業
レベル: 800
アクティブラーニング: なし
他学部履修: 可
評価方法
出席状況
30%
授業参加
30%
レポート
40%
詳細情報
概要
ゼミナール形式による基礎文献の読解分析。毎回発表者が該当箇所を解説した後に,質疑応答を行う。 今期は社会認識論のなかでFeminist認識論の現代的展開に着目し,とくにそこにおける感情の役割に主眼を置き,関連論文を読む。例えば以下。 Tanesini (1999) An Introduction to Feminist Epistemologies, esp. chap 1-2 Ahmed (2004) Cultural Politics Of Emotion Sullivan et al (2007) Race and Epistemologies of Ignorance Medina (2012) Epistemology of Resistance
目標
近代哲学の東西交流についての知識修得およびその根本問題に関する深い理解を得る。 西欧近世哲学が世界内に定着していくことの意味とその内容を理解する。 哲学の原典テキストを読解し,自ら解釈を展開できる専門研究者としての能力を陶冶する。
授業外の学習
毎回の使用テキストについて全員にレジュメ提出を義務づける(予習:3時間程度)。 秋学期は現代,認識論と科学哲学の重要な領域となりつつある社会認識論
所要時間: 190分(予習90分,復習100分)
スケジュール
- オリエンテーション,使用文献箇所等詳細の決定,発表者の決定,読解箇所の割り振り
- 資料該当箇所を含む全体および関連思想の成立状況および概要(講義)
- 使用主概念に関する認識論的側面について(発表質疑)
- 使用主概念に関する存在論的側面について(発表質疑)
- 使用主概念に関する言語論および論理的側面について(発表質疑)
- テキスト該当部分に関する論理的側面の特徴(発表質疑)
- テキスト該当部分に関する意識論的側面の特徴(発表質疑)
- テキスト該当部分に関する超越論的側面の特徴(発表質疑)
- テキスト該当部分に関する表象論的側面の特徴(発表質疑)
- テキスト該当部分に関する現象論的側面の特徴(発表質疑)
- テキスト該当部分に関する理念的側面の特徴(発表質疑)
- テキスト該当部分に関する観念論的側面の特徴(発表質疑)
- テキスト該当部分に関する実在論的側面の特徴(発表質疑)
- テキスト該当部分に関する行為論的側面の特徴(発表質疑)
- 通常の授業時間に加え,延長ゼミを毎週実施する。
教科書
使用テキストについては,オリエンテーション時に詳しく説明する。
The Cultural Politics of Emotion
著者: Sara Ahmed
出版社: Edinburgh University Press, 2004
参考書
書籍情報はありません。