国語学特殊研究IA
博士後期課程文学研究科 - 国文学専攻
DHJL7210
コース情報
担当教員: 服部 隆
単位数: 2
年度: 2024
学期: 春学期
曜限: 金4
形式: 対面授業
レベル: 800
アクティブラーニング: あり
他学部履修: 可
評価方法
出席状況
20%
レポート
40%
その他
定められたスケジュールに従い,発表を行う。
40%
詳細情報
概要
本年度は,富士谷成章『あゆひ抄』を冒頭から読み進めていく。春学期は,「おほむね」から「五属」までを講読しながら,成章が古典語の文法をどのように捉えていたか検討する。また合せて,助詞・助動詞の解釈に用いられた「里言」の性質についても考えたい。 (この授業は,国語学特殊講義・演習ⅠAとの合併科目である。)
目標
・古典語における助詞・助動詞の意味・用法を,『あゆひ抄』も参照しながら,理解する。 ・『あゆひ抄』の学説史的意義を理解する。 ・成章の言語観・文法観とその現代的意義を考えることができる。
授業外の学習
テクストを適宜読み進め,用語および説明の解釈,引歌の典拠の確認,学説の国語学史的位置づけなどを検討する。また,必要に応じて,原本やその書き入れ本などの記述も参照する。
所要時間: 190分 190分
スケジュール
- はじめに ※以下は予定であり,受講者数,および授業の進捗状況により各回の内容は変更することがありうる。
- 大旨上1
- 大旨上2
- 大旨上3
- 大旨下1
- 大旨下2
- 大旨下3
- 詠や
- 疑属・疑か
- 疑や
- 願ばや
- 誂属
- 禁属
- まとめ
教科書
中田祝夫・竹岡正夫共著『あゆひ抄新注』(風間書房 1960年 1750円 SBN4-7599-0171-X)を適宜入手すること(受講者少数なので紀伊國屋への発注は行わない)。また,原本の写真など,その他の資料はMoodle上で配付する。
参考書
授業内で適宜紹介する。