学校臨床社会学上級演習
博士後期課程総合人間科学研究科 - 教育学専攻
DHED7042
コース情報
担当教員: 酒井 朗
単位数: 2
年度: 2024
学期: 秋学期
曜限: 水2
形式: 対面授業
レベル: 800
アクティブラーニング: あり
他学部履修: 可
評価方法
出席状況
25%
授業参加
25%
レポート
50%
詳細情報
概要
この演習では,子ども,若者が抱える困難を,彼らを取り巻く社会状況との関係で理解するための文献を読みすすめる。比較的量を多く読むことで,事象を社会学的に捉えるための考え方や基礎概念,理論,方法論を学ぶことを目的とする。このほか,受講者各自の研究に関する発表や関連する文献の講読も併せて求める予定である。
目標
1.子ども,若者が抱える困難を社会学的に見る視点を養う。 2.事象を分析する力量を養うための理論について学ぶ。 3.文献を批判的に読み,自分なりの見解を説得的に提示する力を養う。 4.実証調査を進めるための見通しを得て,自分なりにデータを収集し分析する力を養う。
授業外の学習
1.指定された文献を講読し,コメントを書く。 2.各自の研究計画を立て,資料を収集する。 3.関連する文献を収集し,レビューする。 4.講義で取り上げた課題について参考文献を読みレポートを作成する。
所要時間: 190分
スケジュール
- イントロダクション
- 研究における理論や概念の重要性とその応用
- 研究計画の構成
- 教育問題の社会学(1)教育における包摂と排除
- 教育問題の社会学(2)外国につながる子どもの教育問題
- 教育問題の社会学(3)ジェンダーと教育
- 教育問題の社会学(4)不登校・長期欠席
- 各自の研究計画の報告(1)
- 各自の研究計画の報告(2)
- 学校臨床社会学の基本文献講読(1)教育における包摂と排除
- 学校臨床社会学の基本文献講読(2)外国につながる子どもの教育問題
- 学校臨床社会学の基本文献講読(3)ジェンダーと教育
- 学校臨床社会学の基本文献講読(4)不登校・長期欠席
- まとめ
教科書
授業中に指示
参考書
教育臨床社会学の可能性
著者: 酒井 朗
出版社: 勁草書房,2014