紛争・平和研究
総合グローバル学部 - 総合グローバル学科(教授言語:日本語)
BGS61700
コース情報
担当教員: 小林 綾子
単位数: 2
年度: 2024
学期: 秋学期
曜限: 金3
形式: 対面授業
レベル: 300
アクティブラーニング: あり
他学部履修: 可
評価方法
レポート
授業内期末試験
授業期間中
その他
グループワークとグループ発表後に報告レポートを提出する(評価割合50%)。 講義内容の理解を確認する期末試験を受講する(評価割合50 %)。
詳細情報
概要
この授業では,国家と社会をテーマに,国家という概念に絡む紛争と平和の課題を考える。講義で基礎的な知識をつけたあと,グループで紛争の事例研究をおこない,応用力を養う。授業内期末試験で授業で得た知識を確認する。 学生間のディスカッションが多い授業であることを念頭に履修を検討されたい。また,英語科目Conflict Resolution BやPeace Reearchと重複するところがある。左の英語科目との履修は可能。
目標
この科目の最終回までに,学生は以下の目標を達成することを目指す。 —さまざまな紛争と平和の概念について理解し,説明することができる。 —さまざまな文献を読み,異なる意見を持つ学生と議論することで,多角的な視野を持つことができる。 —異なる国の紛争と平和の課題を,特定の視座から比較することができる。
授業外の学習
文献の指定された箇所等を事前に読むことが必須である(60分)。加えて,対象となる事例やトピックについて自ら調べ,授業に貢献する準備をしたうえで出席することが求められる。授業や発表に反映するために,日常的に文献に触れる必要がある(60分)。 グループ発表の準備や定期試験の準備に授業外での作業や復習をする必要がある(90分)。 日本語だけでなく英語(場合によってはその他の言語)で書かれた情報も積極的に活用することが求められる。
所要時間: 190分以上
スケジュール
- 導入 国家,戦争,平和 (1) なぜ紛争と平和を学ぶのか ※講義スケジュールは変更することがある。その場合には授業内で事前に連絡する。
- 国家,戦争,平和 (2) 国家,国民,国民国家,ナショナリズム
- 国家,戦争,平和 (3) 平和研究
- 内戦 (1) 紛争データと紛争動向の理解
- 内戦 (2) 政治暴力と紛争下のガバナンス
- 内戦 (3) 内戦の終了と和平プロセス
- 市民的抵抗 (1) 多様な参加者,多様な戦術
- 市民的抵抗 (2) 非暴力と暴力
- 紛争と平和の現代的課題
- グループワーク
- グループ発表
- グループ発表
- グループ発表
- 期末試験
教科書
Moodleに必要な資料を共有するので,必ず事前に目を通すこと。
参考書
比較政治学
著者: 粕谷祐子
出版社: ミネルヴァ書房,2014年
『市民的抵抗——非暴力が社会を変える』
著者: エリカ・チェノウェス[小林綾子訳]
出版社: 白水社,2023年