フィールドワークの技法

総合グローバル学部 - 総合グローバル学科(教授言語:日本語)

BGS61100

コース情報

担当教員: 稲葉 奈々子

単位数: 2

年度: 2024

学期: 春学期

曜限: 水4

形式: 対面授業

レベル: 300

アクティブラーニング: あり

他学部履修:

評価方法

レポート

70%

その他

2つのテーマごとに,全員が①先行研究に基づいて検討したインタビュー項目作成と提出(10%×2回),②インタビュー記録のまとめと提出(5%×2回),③中間レポートをそれぞれ作成・提出する(15%×2回)。学期末に,2つのうちいずれかのテーマを選んで最終レポートを作成する(40%)。

30%

詳細情報

概要

グローバル化した社会の諸事象を社会学的に把握・分析するために,フィールドワークによる社会調査を実施するための基本的な知識を身につける。具体的には,グローバリゼーションと国際移民をテーマとして,トピックに応じて,移民個人の背景にある社会的要因を受講者自身が文献調査をし,さらにゲストを招いてインタビューし,移民という個人の経験をグローバル化した社会構造のなかに位置づけて分析する。

目標

社会学のフィールドワークによる社会調査の基本を学び,実際にインタビューを計画・実施する能力を身に付ける。同時に文献調査により,個人に対するインタビューをグローバルな構造のなかに位置づけて解釈できるような分析・思考力を養う。

授業外の学習

授業内での各テーマを理解するための文献調査は授業外で各自が行い,授業時に全員が提出する。またゲストの話をインタビュー記録としてまとめる作業も授業外で実施して全員が提出する。個人のライフストーリーをグローバルな構造のなかに位置づけて各テーマごとにレポートを提出する。最終レポートはテーマのうちひとつを選んでさらに,完成度を高める。毎回,事前に文献調査やインタビューの質問項目を準備し(60分),授業後にインタビュー記録や小レポートを作成して提出する(130分)

所要時間: 190分

スケジュール

  1. イントロダクション
  2. 自分が最終的にレポートを執筆するテーマを選ぶために,各テーマの内容について検討する。
  3. フィールドワークの基礎を学ぶ(1)
  4. フィールドワークの基礎を学ぶ(2)
  5. テーマ1:日常生活に浸透するグローバリゼーションを実証的に理解するために,理論枠組みを学び,関連文献を読んでインタビューの準備をする。翌週までに文献によるリサーチ結果を全員提出する。(難民申請者から非正規移民へ)
  6. 先行研究をまとめて,インタビューすべき要素を検討する。翌週までにインタビュー項目を全員が提出する。
  7. ゲストの話を聞き,インタビューする。(インタビュー記録は,全員翌週までに提出する。)
  8. インタビューした個人のライフストーリーをグローバルな構造のなかに位置づけて解釈しレポートを作成し発表する。レポートは翌週までに全員が作成の上提出する。
  9. テーマ1で取り組んだ課題から,インタビュー実施にあたっての改善点,レポートをまとめるにあたって,次回に生かすべき点を発表する。
  10. テーマ2:日常生活に浸透するグローバリゼーションを実証的に理解するために,理論枠組みを学び,関連文献を読んでインタビューの準備をする。翌週までに文献によるリサーチ結果を全員提出する。(永住者から非正規移民へ)
  11. 先行研究をまとめて,インタビューすべき要素を検討する。翌週までにインタビュー項目を全員が提出する。
  12. ゲストの話を聞き,インタビューする。(インタビュー記録は,全員翌週までに提出する。)
  13. インタビューした個人のライフストーリーをグローバルな構造のなかに位置づけて解釈しレポートを作成し発表する。レポートは翌週までに全員が作成の上提出する。
  14. 最終レポート提出に向けて,まとめとフィードバック

教科書

授業中に文献を紹介する。

    参考書

    書籍情報はありません。

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