国際協力論概説A
総合グローバル学部 - 総合グローバル学科(教授言語:日本語)
BGS59900
コース情報
担当教員: 田中 雅子
単位数: 2
年度: 2024
学期: 春学期
曜限: 水1
形式: 対面授業+オンライン授業(オンデマンド授業,同時双方向型授業(Zoomなど)) /Alternating face-to-face & A
レベル: 200
アクティブラーニング: あり
他学部履修: 可
評価方法
授業参加
リアクションペーパー
レポート
授業内期末試験
授業期間中
小テスト等
詳細情報
概要
国際協力は,において人権を「持続可能な開発のための2030アジェンダ(SDGs)」に焦点を当て,国内外の開発,また私たちの暮らしと社会を変えるアクターであるNGO/NPOについて学ぶ。貧困,女性や子どもへの暴力,人権侵害,環境破壊など,地球規模の課題が深刻化する現代社会において,国家とは異なる市民の立場から,国境を越えてこれらの課題解決に取り組むNGOの役割が重要になっている。国内においても,行政や企業とならんで社会を変える流れをつくるNPOは,若者の社会参加や新たな働き方を実現する場として注目されている。NGOやNPO,またその根底にある社会運動・市民運動,それらを支える人とお金の流れについて理解し,自分の社会参加や働き方についても考えることを目指す。 予習としてテキストの該当章を読み,授業日は教員がアップロードする資料を見てリアクションペパーをMoodleで提出する。フォーラム機能を用いて相互にコメントするなど,アクティブ・ラーニングを促す。週によっては授業時間内に小テストも行うが,事前に告知する。復習として参考資料を読み,レポート課題を準備する。ZOOMによるライブ型授業については,学生の通信環境など確認の上,質問への回答や発表に利用することが可能であれば,後半での利用を検討する。
目標
1.国際協力の基本概念を理解できるようになる。 2.開発のアクターやアプローチの違いについて学ぶ。 3. NGO/NPOと行政や企業の違いを対比して説明できる。 4.NGO/NPOを,その役割から分類できる。 5.地球規模課題の解決に取り組むNGO/NPOの具体的な事例を列記できる。 6.自分が暮らす地域のNGO/NPOや,関心のある社会課題に取り組むNGO/NPOの活動に積極的に参加する。
授業外の学習
予習:翌週の講義内容として示された内容に沿って,テキストやMoodleで提示した資料の該当箇所を読んで,大まかな内容を把握する。90分 復習:講義で紹介された参考図書を読んで理解を深め,関連事例や資料から事例を検討や考察を行う。100分
所要時間: 190分
スケジュール
- 【対面】国際協力とは?
- 【対面】国際協力のアクター
- 【オンディマンド】貧困と開発
- 【対面】SDGsと人権
- 【対面】子どもの権利
- 【対面】ゲスト講義「社会的排除と関係性の貧困」(仮)
- 【オンディマンド】障害と開発
- 【対面】移民の権利
- 【オンディマンド】ビジネスと人権
- 【対面】災害人道支援と人権
- 【オンディマンド】ジェンダー暴力と人権
- 【対面】市民的・政治的権利と人権:アドボカシー
- 【対面】人権の促進:グローバル市民ネットワーク
- 【対面】期末試験,グループディスカッション
教科書
下記のほか,授業内でも参考図書を紹介する。
国際協力と人権:変容する国際社会と「これから」の国際協力をみすえて
著者: 特定非営利活動法人 国際協力NGOセンター(JANIC)
出版社: JANIC,2022年
SDGsを学ぶ―国際開発・国際協力入門
著者: 高柳彰夫・大橋正明編
出版社: 法律文化社,2018年
参考書
授業内で紹介する