グローバル化と人の移動

総合グローバル学部 - 総合グローバル学科(教授言語:日本語)

BGS59600

コース情報

担当教員: 権 香淑

単位数: 2

年度: 2024

学期: 春学期

曜限: 水3

形式: 対面授業+オンライン授業(オンデマンド授業,同時双方向型授業(Zoomなど)) /Alternating face-to-face & A

レベル: 200

アクティブラーニング: あり

他学部履修:

評価方法

リアクションペーパー

10%

授業内期末試験

授業期間中

50%

中間試験

授業期間中

30%

小テスト等

10%

その他

各回に小テスト(もしくは小課題)が課せられるので,ムードル経由で締め切りまでに提出のこと。授業期間中の中間および期末試験については,レポート課題(読書レポート_1000字および期末レポート_2000字)に代替する場合がある。詳細については,初回のガイダンスにおいて言及する。

0%

詳細情報

概要

本講義では,日本社会を含む東アジアのグローバル化とその進展について,グローバル化の象徴的な事象の一つである人の移動を中心に理解を深める。その素材として,朝鮮半島および中国,日本,韓国への移動/非移動,さらには,それらが交差する歴史的プロセスと現状をとりあげ,それぞれの社会や地域に与える影響などを俯瞰する。これらの作業を通して,東アジアにおけるグローバル化とともに,人の移動/非移動をめぐる社会・地域の変容と国民国家との関係についても熟考する。 なお,授業は講義形式を基本とするが,適宜,受講生同士のディスカッションを複数回予定している。詳細については,授業ガイダンスの際に説明する。

目標

1. グローバリゼーション,とりわけ象徴的な事象である人の移動を取りあげ,それらがもたらす社会的な諸問題や課題についての理解を深める。 2. 東アジアのグローバル化に見られる特徴に関する基礎的な知識を獲得する。 3. 東アジアにおける社会・地域の変容について,人の移動/非移動をめぐる多様な側面からの認識を得る。

授業外の学習

毎回の授業までに指定したリーディングや課題をこなすことが求められる。

所要時間: 授業 1 回あたり 190 分以上の予習,復習が求められる。

スケジュール

  1. イントロダクション(授業の概要,受講上の留意点,評価方法に関する説明 ) ※以下は予定であり,授業の進捗状況により各テーマの順番や回数が変更することがありうる。[4/17]
  2. グローバル化と社会変容:東アジアのダイナミズム[4/24]
  3. トランスナショナルな視座について:近年における移民研究の展開[5/1]
  4. 現代における人の移動:質的変化を踏まえて[5/8]
  5. 人の移動とジェンダー:現代社会の問題を映し出す女性移民[5/15]
  6. 人の移動とエスニシティ:射程の広さと深さを考える[5/22]
  7. 人の移動をめぐる諸理論と東アジア:包括的な理解を求めて[5/29]
  8. 人の移動の歴史的展開:日本(1)1858~1945[6/5]
  9. 人の移動の歴史的展開:日本(2)1945~現在[6/12]
  10. 人の移動の歴史的展開:韓国(1)1990年以前[6/19]
  11. 人の移動の歴史的展開:韓国(2)1990年以降[6/26]
  12. 人の移動の歴史的展開:北朝鮮[7/3]
  13. 人の移動の歴史的展開:台湾[7/10]
  14. 人の移動の歴史的展開:中国(建国以降)[7/17]

教科書

教科書は指定せず,授業の進捗状況に合わせて随時,文献を紹介する。

    参考書

    適宜,授業時に提示する。

    • 『国際移民の時代[第4版]』

      著者: S. カースルズ,M.J. ミラー 著,関根政美・関根 薫 監訳

      出版社: 名古屋大学出版会,2011年

    • 『国際移住の社会学:東アジアのグローバル化を考える』

      著者: 田嶋淳子

      出版社: 明石書店,2010年

    © 2025 上智非公式シラバス. All rights reserved.