朝鮮半島の社会と文化

総合グローバル学部 - 総合グローバル学科(教授言語:日本語)

BGS59100

コース情報

担当教員: 権 香淑

単位数: 2

年度: 2024

学期: 1クォーター

曜限: 火2, 金2

形式: 対面授業+オンライン授業(オンデマンド授業,同時双方向型授業(Zoomなど)) /Alternating face-to-face & A

レベル: 300

アクティブラーニング: なし

他学部履修:

評価方法

リアクションペーパー

10%

授業内期末試験

授業期間中

50%

中間試験

授業期間中

30%

小テスト等

10%

その他

各回に小テスト(もしくは小課題)が課せられるので,Moodle経由で締め切りまでに提出すること。また,授業期間中の中間および期末試験については,レポート課題(読書レポート_1000字および期末レポート_2000字)に代替する場合がある。詳細については,初回のガイダンスにおいて言及する。

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詳細情報

概要

本講義は,朝鮮半島の近現代史を踏まえ,朝鮮半島の社会と文化に見られる特色に焦点をあてて,様々な角度から総体的に学ぶことを目的とする。その際,植民地,分断(冷戦),グローバリゼーションという三つの歴史的契機とその重層的な流れを踏まえつつ,儒教,祖先崇拝などにみられる古くからのテーマをはじめ,家族・親族,若者,ジェンダーなどをめぐる社会構造や現代的な現象にも言及する。また,隣国で暮らす私たちが,朝鮮半島の社会や文化をより深く理解し,相互交流や発展にどのような貢献ができるのかについても検討する。 なお,授業は対面とオンラインを組み合わせて行い,適宜,映像資料も活用する。

目標

1. 朝鮮半島をめぐる理解を総体的に深めることができる。 2. 朝鮮半島の社会と文化に関する基礎的な知識を身に付けることができる。 3. 朝鮮半島の社会と文化を学ぶことで,日本を客観的に捉える視点を育むことができる。

授業外の学習

毎回の授業までに指定したリーディングや課題をこなすことが求められる。また予習・復習として出される課題については,ガイダンスで説明する「取り組み方」を十分に踏まえて学習に取り組むこと。

所要時間: 授業 1 回あたり 190 分以上の予習,復習が求められる。

スケジュール

  1. イントロダクション(授業の概要,受講上の留意点,評価方法に関する説明 ) ※以下は予定であり,授業の進捗状況により各回の順番が変更することがありうる。また適宜,テーマに沿った映像資料も組み合わせる。
  2. 朝鮮半島の風土,民族,国家
  3. ハングルの歴史と文化:訓民正音
  4. 民俗文化と伝統文化:文化シンボル,無形文化遺産の数々
  5. 年中行事と通過儀礼:「歳時風俗」から「冠婚葬祭」まで
  6. コリアンの名前と家族・親族:姓名,本貫,族譜
  7. 朝鮮半島における食文化:特色,郷土料理,「韓食」
  8. 韓国社会と学歴主義:アジア経済危機以降を中心に
  9. 韓国社会とジェンダー:女性運動の歴史的観点を踏まえて
  10. 韓国社会と「多文化」:外国人労働者,結婚移住者
  11. 韓国社会と在外同胞:コリアンディアスポラの歴史を踏まえて
  12. 韓国社会と韓流:ソフトパワーとしてのK-POP
  13. 韓国社会における「北朝鮮」:「離脱住民」の定着と現状
  14. 韓国社会と日本文化:浸透,禁止,開放

教科書

教科書は指定せず,授業の進捗状況に合わせて随時,文献を紹介する。

    参考書

    • 『新版 韓国 朝鮮を知る事典』

      著者: 伊藤 亜人・大村 益夫ほか共編

      出版社: 平凡社,2014年

    • 『韓国の社会と文化』

      著者: 片茂永編

      出版社: かもがわ出版,2015年

    • 『コリアン社会の変貌と越境』

      著者: 朝倉敏夫

      出版社: 臨川書店,2015年

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