演習(中東・アフリカ研究B)1
総合グローバル学部 - 総合グローバル学科(教授言語:日本語)
BGS57644
コース情報
担当教員: 赤堀 雅幸
単位数: 2
年度: 2024
学期: 春学期
曜限: 月4
形式: 対面授業
レベル: 400
アクティブラーニング: あり
他学部履修: 不可
評価方法
授業参加
レポート
その他
学期末にゼミ論構想を小レポート(A4判2枚)として提出する。
詳細情報
概要
中東を舞台とし,人類学の視点をもって,自分なりの問題(テーマは中東に関係していれば自由)を発見し深めた上で,これを口頭と文章で表現する。原則としては,秋学期に演習(中東・アフリカ研究B)2を履修し,年度末にゼミ論文(論文以外の表現形式も許容する)を完成する。春学期開講の本科目では,中東に関する知識を深めること,学術的な技法を磨くこと,自己のテーマを発見することに力点をおく。担当者は,エジプトのベドウィンの研究から始めて,中東各国を中心に調査を行い,民衆の間のイスラーム信仰のあり方を中心に研究を行っている。また本授業に付随して,適宜の回数の個人面談を実施する。
目標
中東および人類学に関する理解を深めつつ,自らの問題意識を深め,論文の構想を練って,これを秋学期開講の「演習(中東・アフリカ研究B)2」でゼミ論としてまとまった形で表現し,卒業論文作成の基礎となる能力を養い,準備を整えるのが本科目の到達目標となる。同時に,他の授業参加者の取り組みに協力することも重要である。これらを通して,個々人の関心を探求しながら,グループワークとして全体が力を伸ばしていく経験を持つことを重視する。
授業外の学習
最終的に自分なりの作品としてゼミ論等を完成させるためには,授業時間外の学習がきわめて大きな要素をなす。授業はゼミ論完成に向けた道筋の里程を示す役割と,自分の考え方を披露して他の参加者のフィードバックを受けることで,さらにゼミ論の質を向上させるための機会と捉え,主たる学習は授業時間外になされると考えなくてはならない。平均的には授業前,授業後に,自身の研究を深めるためにそれぞれ95分程度の取り組みが必要となる。また,個別の研究テーマについて,複数回,授業時間外に個別面談を行う。
所要時間: 190分
スケジュール
- 演習のねらいと進め方を示し,参考文献・有用サイトを紹介する。論文講読の担当者を決定する。 以下はおおまかな進行の予定であり,参加者の顔ぶれによって柔軟に対応する。
- たがいを知るためのグループディスカッション
- 論文を読むことと書くこと(コースワーク)
- 年度ゼミ論発表1
- 年度ゼミ論発表2
- 文献発表1
- 文献発表2
- 文献発表3
- 映像を見て議論してみよう
- 論文講読1(共同発表)
- 論文講読2(共同発表)
- 論文講読3(共同発表)
- ゼミ論,卒論卒研主題発表1
- ゼミ論,卒論卒研主題発表2 講義期間終了後,夏期休暇中に研究に必要な文献の収集と読み込みを行う。
教科書
特定のテキストは用いない。
参考書
講義中にさらに多数を示す。
大学生・社会人のためのイスラーム講座
著者: 小杉泰他編
出版社: ナカニシヤ出版,2018年
イスラーム世界研究マニュアル
著者: 小杉泰他編
出版社: 名古屋大学出版会,2008年
岩波 イスラーム辞典
著者: 大塚和夫他編
出版社: 岩波書店,2002年