演習(アジア研究E)2
総合グローバル学部 - 総合グローバル学科(教授言語:日本語)
BGS57639
コース情報
担当教員: 権 香淑
単位数: 2
年度: 2024
学期: 秋学期
曜限: 水5
形式: 対面授業
レベル: 400
アクティブラーニング: あり
他学部履修: 不可
評価方法
授業参加
レポート
その他
自らの足で現場を歩き,見聞きし,書き記すといった主体的な参加を重視します。報告はもちろん,そのプロセスにおける作業への取り組み方なども加味します。
詳細情報
概要
この授業は,東アジアないしは東北アジアを対象とした地域研究の演習である。この地域のグローバル化,すなわちヒト・モノ・カネ・情報の国境を越えた移動やプロセスを基本テーマに,「現場」のミクロな視点から五感を研ぎ澄ませながら「歩く学問」を実践することで,地域に根差した人びとの営みなどを,総合的に理解することを目指す。 秋学期は,現地調査で得られた知見をまとめてゼミ論・卒論として記すことを目標に学びます。
目標
1. 一連の研究技法(ゼミ論・卒論の構想と企画,文献購読と資料収集,フィールドワークの実施,得られたデータの分析,解釈,記述,報告と論文作成など)のうち,実施したフィールドワークの成果を,報告し,論文としてまとめていく方法を修得します。 2. フィールドワークという「歩く学問」の実践を通して,地域への理解と共感を深め,かつ地域の一員として共に生きる心構えを養います。
授業外の学習
本授業を行うえでの主体は,受講生(学生)である。受講生が自主的かつ自発的に考えて行動し,自らの責任において研究およびフィールドワークの全過程を遂行できるよう,担当教員はサポートを行うよう努める。 したがって,授業に参加するにあたり,参考文献や資料を精読して,問題意識を研ぎ澄ませることや,自覚的に報告の準備に取り組むことが期待される。
所要時間: 授業 1 回あたり 190 分以上の予習,復習が求められる。
スケジュール
- オリエンテーション:フィールドワークの報告,報告書執筆に向けた段取りの説明など
- フィールドワークを踏まえた報告(1)
- フィールドワークを踏まえた報告(2)
- フィールドワークを踏まえた報告(3)
- フィールドワークを踏まえた報告(4)
- 文献購読およびディスカッション(1)
- 文献購読およびディスカッション(2)
- 文献購読及びディスカッション(3)
- 文献購読及びディスカッション(4)
- 論文の草稿(第1稿)
- 論文の草稿(第2稿)
- 論文の草稿(第3稿)
- 総合ディスカッション
- 報告書の完成と総括
教科書
初回授業時に提示する基礎文献リストから,購読文献を選定します。
東アジアで学ぶ文化人類学
著者: 上水流久彦ほか編
出版社: 昭和堂,2017年
基礎からわかる論文の書き方
著者: 小熊英二
出版社: 講談社,2022年
論文のレトリック
著者: 沢田昭夫
出版社: 講談社,1983年
参考書
書籍情報はありません。