演習(アジア研究E)1

総合グローバル学部 - 総合グローバル学科(教授言語:日本語)

BGS57638

コース情報

担当教員: 権 香淑

単位数: 2

年度: 2024

学期: 春学期

曜限: 水5

形式: 対面授業

レベル: 400

アクティブラーニング: なし

他学部履修: 不可

評価方法

授業参加

50%

レポート

50%

その他

自らの足で現場を歩き,見聞きし,書き記すといった主体的な参加を重視する。グループワークを頻繁に取り入れ,報告はもちろん,そのプロセスにおける作業への取り組み方なども加味する。

0%

詳細情報

概要

この授業は,東アジアないしは東北アジアを対象とした地域研究の演習である。この地域のグローバル化,すなわちヒト・モノ・カネ・情報の国境を越えた移動やプロセスを基本テーマに,「現場」のミクロな視点から五感を研ぎ澄ませながら「歩く学問」を実践することで,地域に根差した人びとの営みなどを,総合的に理解することを目指す。 春学期は,まず,基礎的な文献を購読するとともに,受講者全員の研究上の関心,研究テーマを議論する。担当教員と受講生一人一人の問題意識を共有しつつ,ゼミを進めたうえで,各自の関心を踏まえた文献講読,報告,議論を行う。 最終的にはゼミ論,卒論を完成させることを目指す。受講生には,自らが問題意識を研ぎ澄ませて主体的に取り組めるテーマをみつけ,それを掘り下げて研究する積極的な姿勢が求められる。

目標

1. 一連の研究技法(ゼミ論・卒論の構想と企画,文献購読と資料収集,フィールドワークの実施,得られたデータの分析,解釈,記述,報告と論文作成など)のうち,文献購読とそれに基づく報告および議論を通して知識を身に付け,使いこなす能力を養う。 2. 「歩く学問」の実践を通して,地域への理解と共感を深め,かつ地域の一員として共に生きる心構えを学ぶ。

授業外の学習

本授業を行うえでの主体は,受講生(学生)である。受講生が自主的かつ自発的に考えて行動し,自らの責任において研究およびフィールドワークの全過程を遂行できるよう,担当教員はサポートを行うよう努める。 したがって,授業に参加するにあたり,参考文献や資料を精読して,問題意識を研ぎ澄ませることや,自覚的に報告の準備に取り組むことが期待される。

所要時間: 授業 1 回あたり 190 分以上の予習,復習が求められる。

スケジュール

  1. オリエンテーション:「歩く学問」の事始め,文献の案内,自己紹介,成績評価などについての説明など。※各自の研究関心にもとづいて演習の運営計画を決定します。
  2. ヒト・モノ・コトと「地域」:テーマの設定に向けた意見交換とブレイン・ストーミング
  3. 各自の問題意識に基づいた発表(1)
  4. 各自の問題意識に基づいた発表(2)
  5. 各自の問題意識に基づいた発表(3)
  6. 文献購読(1)
  7. 文献購読(2)
  8. 文献購読(3)
  9. 研究テーマの設定と調査対象に関する事前学習
  10. 調査内容,項目の選定とディスカッション
  11. 文献調査と文献リストの作成
  12. 予備調査に基づくプレゼンテーション(1)
  13. 予備調査に基づくプレゼンテーション(2)
  14. 本調査に向けた準備と確認作業

教科書

初回授業時に提示する基礎文献リストから,購読文献を選定する。

  • 情報生産者になる

    著者: 上野千鶴子

    出版社: 筑摩書房,2018年

  • 基礎からわかる論文の書き方

    著者: 小熊英二

    出版社: 講談社,2022年

  • 論文のレトリック

    著者: 沢田昭夫

    出版社: 講談社,1983年

参考書

書籍情報はありません。

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