演習(アジア研究D)2

総合グローバル学部 - 総合グローバル学科(教授言語:日本語)

BGS57637

コース情報

担当教員: 久志本 裕子

単位数: 2

年度: 2024

学期: 秋学期

曜限: 月4

形式: 対面授業

レベル: 400

アクティブラーニング: あり

他学部履修: 不可

評価方法

出席状況

40%

授業参加

20%

その他

その他は,基本的に4年生はプレゼンテーションのみ,3年生はプレゼンテーションとレポートとします。授業の進み方によっては別の課題に変更する可能性があります。

40%

詳細情報

概要

東南アジアの事例を中心に,異なる文化,宗教,言語,障がいなどを持つ人々が,相互理解や共生を目指す上で生じる様々な現象および問題について,対象社会の人々の視点を重視して考えることをゼミのテーマとします。 2023年度については,「地域研究から開発と共生を考える」をテーマにして論文の読み方,資料の集め方,研究手法とまとめ方を学ぶということを考えています。卒論のトピックをゼミで学んだ内容に限る必要はありません。ゼミ活動として,一つのトピックに焦点を当てることで,教育,宗教,民族間関係といった各自の関心に合わせた「地域研究」を考える練習にできればと考えています。秋学期には,地域,テーマを絞ったグループで研究を行い,秋学期の終わりには,一年間の研究の成果をSNSやゼミ外に向けた研究報告会等の形で発表することを目指します。 具体的な進め方については,履修性と相談して決めたいと思います(必ずしも下に書いてある予定通りではない場合があります)。新3年生が主体となってやりたいことをどんどん提案してください。 卒論に向けた個人の研究テーマとしては,東南アジアの特定の社会を理解することを目指すもの(例えば,ジャワにおける宗教儀礼)でも,異なる集団間の関係(例えば,タイのムスリム―仏教徒関係)に着目するものでも,あるいは東南アジア域外における東南アジア関連のテーマ(例えば,日本における東南アジア・ムスリム観光客の受け入れ)でも構いません。ゼミで学習を始めた後に,考えが変わって東南アジアと直接関係のないテーマ(日本における外国籍住民との共生など)を選ぶ,ということがあっても問題はありません。いずれの場合でも,研究対象とする人々と,できれば対面で,少なくともインターネットを介して,直接コミュニケーションする機会を必ず持つようにしてください。 また,「異文化」に触れる機会として,インターネットを利用した東南アジアの学生との交流を取り入れる予定ですので,こうした機会を積極的に活かしてもらいたいです。基本的に英語ですが,あまり得意でなくても参加への熱意があれば大丈夫です。

目標

1)自分にとっての「開発/発展」「排除/包摂」「共生」「地域研究」とは何かを深く考え,問題意識を研究テーマに反映することができる。 2)対象社会について理解を深めるための資料を収集し,発見をまとめることができる。 3)「調査対象の人々の視点」から考える姿勢とその難しさを実感する。 4)他の学生と協力し,自分の考えを他人に説明したり,異なる視点からの意見を積極的に取り入れたりしながら研究を進めることができる。

授業外の学習

講読資料(日本語/英語)は毎回事前に読んでください。 インタビュー等のデータ収集は基本的に授業時間外に行います。 休暇を利用したフィールドワーク,インタビュー等の実施を奨励します。 授業時間外にも,他のゼミ生と研究テーマやグループワークについて話し合う時間を自主的に作ってください。

所要時間: 190分

スケジュール

  1. 講読文献とグループの決定,交流計画
  2. 文献による調査
  3. 文献による調査・4年生の卒論テーマ報告
  4. 文献による調査
  5. 文献による調査
  6. 研究対象の地域との交流/フィールドワーク/インタビュー
  7. 交流のふりかえり,データの分析
  8. 年生卒論計画ポスタープレゼンテーション
  9. 研究対象の地域との交流/フィールドワーク/インタビュー
  10. 交流のふりかえり,データの分析
  11. 交流とデータの分析についてグループ報告
  12. 研究成果の発信について相談・4年生
  13. 研究成果の発信準備
  14. 研究成果の発信(ポスター研究報告会など)

教科書

授業時に相談します。

    参考書

    書籍情報はありません。

    © 2025 上智非公式シラバス. All rights reserved.