演習(アジア研究B)2

総合グローバル学部 - 総合グローバル学科(教授言語:日本語)

BGS57633

コース情報

担当教員: 福武 慎太郎

単位数: 2

年度: 2024

学期: 秋学期

曜限: 月3

形式: 対面授業

レベル: 400

アクティブラーニング: あり

他学部履修: 不可

評価方法

出席状況

20%

授業参加

20%

レポート

60%

その他

学期末レポートを作成し提出する(各自4000字程度)。4年次生で卒業論文を選択しているものは卒業論文をもって学期末レポートとして認める。

0%

詳細情報

概要

このゼミでは学問分野としては文化人類学,方法論として民族誌的調査を中心に各自の研究をすすめます。研究対象とする社会や組織の参与観察を通じて得られた知見を文章にまとめ,考察する作業をおこないます。 文化人類学は少数派(マイノリティ)の経験,視点,価値に関心を払ってきた学問です。このゼミにおいても,移民や難民,性的マイノリティ,障がい者など,社会においてさまざまな困難に直面する人々に対する理解を深めたいと考えている学生を歓迎します。 私のフィールドワーク経験はインドネシア,東ティモール,国内では愛知の山村や奄美,沖縄の離島が中心ですが,その他の国,地域に関心のあるひとも受け入れます。近年は文学作品などの翻訳もある種のフィールドワークと考え,取り組んでいます。 私のこれまでの研究は人権,紛争と和解,難民問題,国際協力,NGO,そして境域社会に暮らす人々に関わる人類学的研究で,現在の関心はコーヒー,バナナ,カカオなどの生産者の暮らしと貨幣経済の浸透です。フィールドワークを重視してはいますが,地域研究や人類学に関する基礎的な文献の講読もおこないます。フィールドワークを伴わない理論研究も歓迎します。

目標

フィールドワーク(現地調査)をおこない,それを元に論文を執筆する能力を養います。フィールドワークや文献購読を通じて,グローバル・イシュー(貧困と開発,戦争と平和,難民問題,ジェンダー&セクシュアリティ,環境問題など)についての幅広い知識と,問題解決へ向けた思考力を高めます。

授業外の学習

フィールドワークというと,文献を読むことを軽視しているように捉えがちですが,けっしてそんなことはありません。文献を読むことも現地調査も,幅広い教養,見識を保つためにどちらも大切です。 演習はそれぞれのフィールドワークや文献調査の実施に向けた相互の意見交換,演習担当教員による助言の場となります。授業時間外で,フィールドワークをおこなうための準備,文献資料調査,調査計画作成,そして調査の実施をおこなうことが求められます。 ・演習内で指定されたテキストを事前に読み,論点を整理する(40〜120分) ・プレゼンテーションの準備(120〜150分) ・研究計画書の構想と執筆(30〜120分) ・フィールドワークの準備と実施(5日間〜1ヶ月,土日祝日,長期休暇期間を利用)

所要時間: 授業 1 回あたり 190 分以上

スケジュール

  1. オリエンテーション※ 以下は予定であり,授業の進捗状況により各テ ーマの回数は変更することがありうる
  2. 各自研究調査についてのふりかえり
  3. 調査研究に関する報告
  4. フィールドワーク(研究)報告1
  5. フィールドワーク(研究)報告2
  6. フィールドワーク(研究)報告3
  7. 文献購読およびディスカッション
  8. 文献購読およびディスカッション
  9. 文献購読およびディスカッション
  10. レポート第1稿発表
  11. レポート第2稿発表
  12. レポート第3稿発表
  13. 報告書の編集
  14. 教員からのフィードバックおよびディスカッション

教科書

なし

    参考書

    書籍情報はありません。

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