演習(国際教育開発論)1
総合グローバル学部 - 総合グローバル学科(教授言語:日本語)
BGS57628
コース情報
担当教員: 丸山 英樹
単位数: 2
年度: 2024
学期: 春学期
曜限: 水5
形式: 対面授業
レベル: 400
アクティブラーニング: あり
他学部履修: 不可
評価方法
出席状況
授業参加
レポート
詳細情報
概要
本演習では,持続可能な社会構築に向けた教育および生涯学習の可能性を追求することを目的とし,発展途上国における教育開発,多様なアクターによる国際教育協力,先進国における教育課題,最先端の教育学研究,持続可能な開発のための教育(ESD)の実際を扱う。ゼミ生の興味関心をもとに,卒業後も応用可能な研究手法の基礎を学び,21世紀に必要とされる能力観と応用,教育・学習の捉え方を習得する。文献・理論研究の他,UNESCOやOECDなど国際機関からの資料を用いた上で,フィールドワークや聞き取り調査を重視する。分析の際には,統計処理も行う。国内外の他大学とゼミ交流も予定する。 開発と教育の関係性と各教育段階の役割と機能の理解に関しては,テキスト文献(日本語あるいは英語)や指定文献(日本語あるいは英語)を各自で熟読する。参考文献や自らの研究テーマに関連する文献も幅広く読み,その成果をゼミ論(3年生)や卒業論文・専門論文(4年生)の一部として発表する。 特に4年生は,春学期中に3年次に作成したゼミ論にもとづき,卒業論文・専門論文のドラフト(問題設定,先行研究レビュー,概念・分析枠組みを含む)を作成し,進捗を報告する。3年生は,研究方法および関連課題について広く文献を読み,自らの研究テーマを設定する。 本演習では,学術論文の構成要素や論文の形式についての理解を徹底するため,「総合グローバル学部・卒論/専論作成ガイドライン」を熟読し,実際にガイドラインを適用できるレベルに到達することを目指す。
目標
1)「持続可能な開発(Sustainable Development: SD)」,発展途上国の教育開発,国際教育協力,先進国の教育課題の基本情報を説明できるようになる。 2)学校教育を含む生涯学習,多様な教育・学習を意味する「ノンフォーマル教育」による変容学習(transformative learning)を経験的に学習する。 3)各自の興味関心をもとにSDと教育・学習に関する課題設定を行い,習得した研究アプローチを用いて,文章で表現できるようになる。
授業外の学習
ゼミで提示される文献・資料の他,幅広くSDに関連する情報の収集,国連からの情報や国際ニュースに日常的に触れておくこと。ゼミではグループウェア(SlackとGoogle Drive)を使うため,情報機器にも慣れておくことが望ましい。なお,ゼミ合宿やフィールドワークは長期休暇など調整の上,状況が許せば実施することを想定している。 演習のセッション1(イントロダクション)で紹介される指定文献及び参考文献の該当ページを熟読する(事前100分)。 ゼミ論文(3年生)あるいは卒業論文・専門論文(4年生)のドラフトの進捗報告,を行うので,そのための準備が必要となる(事後に各回90分)。 ゼミ論文(3年生)あるいは卒業・専門論文(4年生)作成予定者は,期末レポートとしてドラフトを提出する(事後に各回90分かけて準備せよ)。
所要時間: ゼミSlackでの議論と情報共有で毎週190分が必要
スケジュール
- イントロダクション,「総合グローバル学部・卒論/専論作成ガイドライン」について
- 学術論文の構成要素と形式,研究目的,研究射程
- 卒業論文・専門論文のテーマ確認
- ゼミ論のテーマ確認
- 方法論の確認
- 方法論の実践
- 卒業論文・専門論文の進捗報告
- 卒業論文・専門論文の進捗報告
- 卒業論文・専門論文の進捗報告
- ゼミ論の進捗報告
- ゼミ論の進捗報告
- ゼミ論の進捗報告
- 教育学研究における卒論と生涯学習の可能性
- ゼミのまとめ・ふりかえり,今後の研究方法に関する確認
教科書
演習のセッション1(イントロダクション)の際に,テキスト文献,指定文献及び参考文献を紹介する。
教育研究の新章 (教育学年報11)
著者: 下司晶・丸山英樹・青木栄一ら編著
出版社: 世織書房
Routledge Handbook of International Development and Education
著者: McGrath, Simon and Gu, Qing, Eds.
出版社: Routledge・2015
参考書
書籍情報はありません。