演習(国際協力論)1
総合グローバル学部 - 総合グローバル学科(教授言語:日本語)
BGS57626
コース情報
担当教員: 田中 雅子
単位数: 2
年度: 2024
学期: 春学期
曜限: 水5
形式: 対面授業
レベル: 400
アクティブラーニング: あり
他学部履修: 可
評価方法
授業参加
リアクションペーパー
レポート
詳細情報
概要
持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals: SDGs)は「誰ひとり取り残さない」ことを掲げている点に従来の開発目標との違いがある。「性,年齢,人種,民族に関係なくすべての人々が,また障害をもつ人,移民,先住民,子ども,青年,脆弱な状況下にある人々が社会への十全な参加の機会を確保すること」を目指している。この演習では,人権に関する国際規範の中から,各自が関心のあるものを選び,それが,どのような状況下に置かれた人に対して,どのように役立つのか,その成立背景にある市民運動,国内外の実践現場での活用例,国際協力の文脈における普及について学ぶ。「国際協力論概説」,「国際協力論1」と「国際協力論2」を履修済みであることが望ましい。
目標
1.国際規範の成立過程におけるNGOなど市民社会の役割を理解できるようになる。 2.国際規範をNGOやNPOが国際協力や国内の支援現場で活用する方法について学ぶ。 3.複数の事例を批判的に検討し,比較分析できるようになる。 4.効率的な情報収集の仕方を身につけられるようになる。 5.実効性のある提案ができるようになる。 6.効果的なプレゼンテーションができるようになる。
授業外の学習
予習:テキストや資料を日本語および外国語で読み,それらの要点を述べられるようにする。90分 復習:関連データを自分で見つけて考察,分析する。100分
所要時間: 190分
スケジュール
- オリエンテーション,春休みまでの学習振り返り,スケジュール確認,役割分担(記録,司会,ML管理),ソーシャル・アクションのチームなど確認
- 年研究計画発表(1)
- ゲスト講義(ゲストの都合により他の週に変更の可能性あり)
- 輪読,ソーシャル・アクション
- 輪読,ソーシャル・アクション
- 輪読,ソーシャル・アクション/ZOOMによるCOILの可能性あり
- 輪読,ソーシャル・アクション
- 輪読,ソーシャル・アクション/ZOOMによるCOILの可能性あり
- 輪読,ソーシャル・アクション
- 年研究計画発表(1)
- 年研究計画発表(2)
- 年研究計画発表(1)
- 年研究計画発表(2)
- まとめ
教科書
下記のテキスト以外に授業中に適宜伝える。
インターセクショナリティ
著者: パトリシア・ヒル・コリンズ&スルマ・ビルゲ著,小原理乃訳,下地ローレンス吉孝監訳
出版社: 人文書院,2021年
基礎からわかる論文の書き方
著者: 小熊英二
出版社: 講談社,2022年
実践 自分で調べる技術
著者: 宮内泰介・上田昌史
出版社: 岩波書店,2020年
参考書
ソーシャルアクション!あなたが社会を変えよう! : はじめの一歩を踏み出すための入門書
著者: 木下大生・鴻巣麻里香編著
出版社: ミネルヴァ書房,2019年
ソーシャル・アクション ハンドブック:テーマと出会い・仲間をつくり・アクションの方法を見つける39のアイデア
著者: ソーシャル・アクションハンドブック作成チーム
出版社: 開発教育協会,2017年
コミュニティ・オーガナイジング:ほしい未来をみんなで創る5つのステップ
著者: 鎌田華乃子
出版社: 英治出版,2020年