演習(開発経済学)1
総合グローバル学部 - 総合グローバル学科(教授言語:日本語)
BGS57620
コース情報
担当教員: 高島 亮
単位数: 2
年度: 2024
学期: 春学期
曜限: 金1
形式: 対面授業
レベル: 400
アクティブラーニング: あり
他学部履修: 不可
評価方法
授業参加
レポート
その他
上記「授業参加」には毎回の演習におけるディスカッションへの貢献,各自の研究の中間発表や最終発表,その他指定された課題の発表・共有を含む。「レポート」にはゼミ論文・卒業論文・専門論文の研究計画書の中間提出や最終提出,その他講師が指定する課題の提出を含む。「その他」には各回の発表やディスカッションに基づくフィードバック,課題文献に対するクリティカル・レポート,他のゼミ生の研究に対するピアレビュー報告などを含む。
詳細情報
概要
ムードル(Moodle)の「2024春 ゼミ開発経済学」をチェックすること 開発経済学に関連する個別のテーマに関して自ら研究・調査を行うことで洞察力や分析力を一層高めることを目標とする。留学する者は個別に相談すること。 春学期は貧困や発展に関わる多様なトピックの文献を講読し,開発経済学における研究のレビューを行うと同時に研究の方法を学ぶ。また,受講者は自分の研究計画を作成,春学期の終わりに提出する。夏期休暇中に計画に基づいて調査・研究を開始する。秋学期には,進捗状況を発表し,ゼミ内での議論を経て,ゼミ論文(3年次)か卒業論文・専門論文(4年次)として完成させる。 開発経済学に関する基礎知識が必要になるので,受講者は講義科目の「開発経済学」を履修済みであるか,同時履修を推奨する。 各自の研究で扱うテーマは基本的に自由だが,貧困,発展,豊かさとは何かについて関心がある方や今の社会・経済のあり方に疑問を抱いている方を求める。参考までに過去のゼミ生が取り組んだテーマとして,日本の途上国におけるODA,途上国における教育・農業・土地改革,先進国・途上国間の自由貿易協定,移民政策と移住労働者の貧困,日本における非正規雇用や貧困などが挙げられる。 自分の研究のみならず他のゼミ生と共に学び合いたいという思いがなくてはならない。講義形式の授業ではないので,受講者は主体的・積極的に研究やディスカッションに取り組まなければならない。特に各自の研究においては自らの疑問がないと何も取り組めないので,能動的に疑問点や問いを探し,それを調査する姿勢が求められる。また各自の研究における文献調査では,日本語以外の各々が選ぶ言語で書かれた文献を精読し,それを日本語で発表することも求められる。語学科目や専門科目などの講義科目と合わせて,ゼミでの研究を通して開発経済学の集大成とする。
目標
関心のある地域における社会経済の問題を述べることができる。 それらの問題に関して,構造的に理解する。言い換えると,事象を知るに留めず,それらの問題がどのようなメカニズムで生まれるのか考察できるようにする。 社会的関心と問題意識をもって研究の「問い」をあげることができる。 自分の問いに対して,的確に資料を収集し,自分なりの答えを導くと同時に,それを論理的に説明することができる。 自分の研究に基づいて,発表と論文作成を行う。 他のゼミ生の意見や研究を客観的に受け止め,批判的・建設的なフィードバックを提示することができる。
授業外の学習
社会的関心や問題意識を高めるため,国内・海外の新聞や文献から情報を収集してまとめる。(30分) 情報収集のもとで「問い」から「答え」を導くために分析する。(30分) 発表のための資料作成をする。(30分) 論文作成を行う。(40分) 課題文献についてクリティカル・レポートを作成する。(30分) 他のゼミ生の研究計画や論文の草稿に対してピアレビュー・レポートを作成する。(30分)
所要時間: 授業 1 回あたり 190 分以上
スケジュール
- イントロ,扱うテーマの候補を選択
- 文献講読と研究計画発表(1)
- 文献講読と研究計画発表(2)
- 文献講読と研究計画発表(3)
- 文献講読と研究計画発表(4)
- 文献講読と研究計画発表(5)
- 文献講読と研究計画発表(6)
- 文献講読と研究計画発表(7)
- 文献講読と研究計画発表(8)
- 文献講読と研究計画発表(9)
- 文献講読と研究計画発表(10)
- 文献講読と研究計画発表(11)
- 文献講読と研究計画発表(12)
- 研究計画の提出・共有とフィードバック(1)
- 研究計画の提出・共有とフィードバック(2)
教科書
授業初日にアナウンスする。
参考書
書籍情報はありません。