特講(現代日本政治)

総合グローバル学部 - 総合グローバル学科(教授言語:日本語)

BGS57514

コース情報

担当教員: 細貝 亮

単位数: 2

年度: 2024

学期: 春学期

曜限: 月2

形式: 対面授業

レベル: 400

アクティブラーニング: なし

他学部履修:

評価方法

出席状況

15%

リアクションペーパー

25%

レポート

10%

授業内期末試験

授業期間中

50%

その他

第7回授業が終わったあたりでレポートを課す予定。

0%

詳細情報

概要

本授業の目的は現代日本政治の「政治過程」の特徴を理論と実際の両面から概観することである。授業では第一に,日本における「政治過程」の基本的な仕組みや歴史的な発展プロセスについて基礎的な解説を行う。続いて第二に,眼の前にある具体的な政治現象を,学問としての「政治学」がどのように説明してきたのか,代表的な理論や概念を学習し,その有用性や限界を学ぶ。「政治について知る/語ること」ことと「政治を学問的に知る/語ること」の間にどのようなギャップがあるか,受講生各自が考え,確かめられるような講義にしたい。

目標

・政治の仕組みや発展過程について,基本となる知識を身につける ・政治学における代表的な理論や概念を理解する

授業外の学習

本講義では,おそらく多くの学生にとって初めて触れることとなる事柄や概念が多くあるため,事前に指定した教科書や資料による予習が必要となる。 また授業内容に関する理解を深めたり,授業のフィードバックを得るためにリアクションペーパーが毎授業に課される。 授業後に再度,復習・補足用の資料を指定するので,授業の内容を再確認すること。それでも分からないことがあれば担当講師に質問すること。 内容の区切りに合わせてレポート課題も出題する。また,日々の政治ニュースに興味を持ってフォローすることも求められる。 それぞれ復習を兼ねて授業時間外に取り組むこと。 ・教科書あるいは事前講義資料の予習(60 分程度) ・リアクションペーパーなどの課題への取り組み(60分程度) ・事後資料による講義の復習(70 分程度)

所要時間: 190分

スケジュール

  1. 授業ガイダンス:本講義の視座,現代日本の「政治過程」とは何か,講義の進め方
  2. 政治の対立軸①:保守革新イデオロギー
  3. 政治の対立軸②:政党支持と無党派層
  4. 投票行動①:投票参加と投票外参加
  5. 投票行動②:投票参加のメカニズム
  6. 選挙制度①:55年体制と選挙制度改革
  7. 選挙制度②:選挙制度とその帰結
  8. 政党①:政党の役割
  9. 政党②:組織としての政党
  10. 議会①:議会の仕組み
  11. 議会②:議事運営の政治力学
  12. メディア①:報道機関と政治
  13. メディア②:インターネットと政治意識
  14. 試験

教科書

教科書・参考書ともすべてを購入する必要はない。教科書の使い方については初回授業で紹介する。

  • 戦後日本政治史-占領期から「ネオ55年体制」まで

    著者: 境家史郎

    出版社: 中公新書・2023年

  • 政治学 補訂版

    著者: 久米郁男・川出良枝・古城佳子・田中愛治・真渕勝

    出版社: 有斐閣・2011年

参考書

  • 日本政治の第一歩

    著者: 上神貴佳・三浦まり

    出版社: 有斐閣・2018年

© 2025 上智非公式シラバス. All rights reserved.