特講(通地域研究)

総合グローバル学部 - 総合グローバル学科(教授言語:日本語)

BGS57510

コース情報

担当教員: 岸川 毅

単位数: 2

年度: 2024

学期: 秋学期

曜限: 木4

形式: 対面授業

レベル: 400

アクティブラーニング: あり

他学部履修:

評価方法

授業参加

40%

レポート

60%

詳細情報

概要

グローバル化の進展によって歴史文化的背景の異なる地域(リージョン)間の関係はかつてない速度で緊密化しつつある。それがもたらす政治・経済・社会・文化的帰結は何か,また地域研究や国際関係論にどのような研究戦略上の刷新を迫っているのか。 本講義では,近年急速に相互連関を強めている環太平洋圏の諸地域(東アジア,東南アジア,ラテンアメリカ等)について,各地域の歴史をふまえたうえで,現代における再編や地域間の関係強化の過程を検討する。受講者は自分の研究課題を決め,それらを題材に討論を行うなど双方向的な授業を目指す。

目標

・アジアを含む世界の諸リージョンの形成の歴史を理解し,それが今日の国際関係にどのように受け継がれ,また変容しているかを理解する。 ・リージョンという視点から,今日の世界の事象を分析し解釈できるようになる。

授業外の学習

・講義レジュメ・報告レジュメに事前に目を通しておく(10分) ・ノートを読み返して授業内容の理解度を確認する(80分)。 ・関心のあるテーマに関して文献を読んで知識を深める(100分程度)。第1回の授業で日本語の文献リストを配布するが,外国語文献にもあたって調査する積極的姿勢が望まれる。 ・各自の研究課題について授業内で報告があたっている場合はその準備(100分程度)。

所要時間: 190分

スケジュール

  1. イントロダクション:地域(リージョン)からみる世界
  2. グローバル・ヒストリーとリージョン
  3. リージョンの形成と再編:ヨーロッパ
  4. リージョンの形成と再編:東南アジア
  5. リージョンの形成と再編:東アジア
  6. リージョンの形成と再編:ラテンアメリカ
  7. ディスカッション
  8. リージョンの接合:東アジアと東南アジア
  9. リージョンの接合:東アジアとラテンアメリカ
  10. 広域圏の形成:環太平洋圏現代
  11. 発表とディスカッション(1) *各自研究課題を決めて授業内で発表する。ただし受講者の人数によっては,授業形式を変更する可能性がある。
  12. 発表とディスカッション(2)
  13. 発表とディスカッション(3)
  14. 発表とディスカッション(4)

教科書

特定の教科書は使用しないが,開講時に参考文献リストを配布する。

    参考書

    書籍情報はありません。

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