東南アジア考古学

総合グローバル学部 - 総合グローバル学科(教授言語:日本語)

BGS54500

コース情報

担当教員: 丸井 雅子

単位数: 2

年度: 2024

学期: 春学期

曜限: 月1

形式: オンデマンド授業+同時双方向型授業(Zoomなど)

レベル: 300

アクティブラーニング: あり

他学部履修:

評価方法

レポート

30%

中間試験

授業期間中

30%

小テスト等

40%

その他

1.毎回,リアぺもしくは小テストをMoodleで実施します。オンディマンド実施の場合は授業実施週水23時,同時双方向型(リアルタイム)実施の場合は授業実施当日23時提出期限(厳守)(評価:小テスト等に相当) 2.学期中1回,研究会等聴講レポート(1,500字程度)もしくは博物館展示見学レポート(1,500字程度)のいずれか1点を提出します。(評価:中間試験に相当) 3.学期中1回,課題論文を提出します(2,000字程度)(評価:レポートに相当) *課題の提出期限等詳細は,Moodleで説明します。 *レポート執筆時の出典記載方法等は厳しく採点します。

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詳細情報

概要

上智大学が世界遺産アンコール・ワットで遺跡修復に取り組んでいることを知っていますか?その活動の背景には,1980年代の全学キャンペーン「インドシナ難民に愛の手を」に遡るソフィア・ミッションの体験があります。一見すると連関していないように見える隣人と共に歩むという理念と文化遺産保護や考古学調査は,ここ上智大学ではしっかりと繋がり目に見える形で実を結んでいます。 東南アジアのことも世界史もあまり詳しくないという人も,遺跡や考古学には殆ど興味がないという人も,自分が学ぶこの上智大学と東南アジア地域研究そしてカンボジアのことを一緒に学びましょう。 地域研究の専門科目の一つとして,考古学という分析手法に基づき,遺跡や文化遺産を対象したアジア(特に東南アジア)地域理解を深めるための授業です。

目標

1.考古学の手法に基づき,地域の歴史と生活文化を理解できる。 2.東南アジア地域を理解するための複数の視座を獲得する。 3.上智大学によるソフィア・ミッションの実践をカンボジアの文化復興を通じて理解する。

授業外の学習

予習:Moodleで配布する資料に基づき予習すること(30分) 復習:Moodleで配布する資料や動画視聴に基づき復習すること(60分) ほか:1.紹介する参考文献やウェブサイトを通じて学びを深めること。2.授業で紹介する研究会の聴講や,博物館展示見学等を通じて興味関心を広げ深めること。(100分)

所要時間: 190分以上

スケジュール

  1. 第1回 4月15日 オンディマンド オリエンテーション 1.授業の進め方,成績評価について 2.考古学という学問 3.東南アジアという地域 4.地域研究という視座
  2. 第2回 4月22日 同時双方向型(Zoom)(リアルタイムで受講すること) ソフィア・ミッション:「インドシナ難民の愛の手を」と「カンボジアの文化復興」 *上智大学が内戦復興時のカンボジアにおいて,文化遺産保護と人材養成(特に考古学分野の専門教育)にどのように関わり貢献してきたのか,を学びます。 *Moodle上で受講生同士のディスカッションを実施します。
  3. 第3回 4月29日 オンディマンド 東南アジアにおける人類の出現と洞窟遺跡(1)島嶼部
  4. 第4回 5月13日 オンディマンド 東南アジアにおける人類の出現と洞窟遺跡(2)大陸部(カンボジア)
  5. 第5回 5月20日 オンディマンド 遺物から見る東南アジア世界(1)ガラス・ビーズ
  6. 第6回 5月27日 オンディマンド 遺物から見る東南アジア世界(2)瓦
  7. 第7回 6月3日 オンディマンド アンコール遺跡の考古学(1)
  8. 第8回 6月10日 オンディマンド アンコール遺跡の考古学(2)
  9. 第9回 6月17日 オンディマンド アンコール遺跡の考古学(3)
  10. 第10回 6月24日 オンディマンド 上智大学によるカンボジアの考古学調査(1) バンテアイ・クデイとジャヤヴァルマン7世
  11. 第11回 7月1日 オンディマンド 上智大学によるカンボジアの考古学調査(2) アンコール・ワットと西参道修復事業
  12. 第12回 7月8日 オンディマンド 上智大学によるカンボジアの考古学調査(3) 考古学専門分野教育と王立芸術大学のカリキュラム
  13. 第13回 7月15日 オンディマンド 上智大学によるカンボジアの考古学調査(4) 考古学調査の公表と社会還元(博物館の建設)
  14. 第14回 7月22日 同時双方向型(Zoom)(リアルタイムで受講すること) 文化遺産教育(文化遺産保護と普及教育活動):地域社会と共に考える遺跡と歴史 *Moodle上で受講生同士のディスカッションを実施します。

教科書

・Moodleで資料を配布 ・参考文献は適宜紹介

    参考書

    書籍情報はありません。

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