アメリカ政治外交1

総合グローバル学部 - 総合グローバル学科(教授言語:日本語)

BGS53100

コース情報

担当教員: 前嶋 和弘

単位数: 2

年度: 2024

学期: 春学期

曜限: 火3

形式: オンデマンド授業+同時双方向型授業(Zoomなど)

レベル: 300

アクティブラーニング: あり

他学部履修:

評価方法

授業参加

25%

レポート

35%

授業内期末試験

授業期間中

40%

その他

「授業での貢献度」+「2回のレポート」+「試験」 ・授業での貢献度(25%):リアクションペーパーなどを総合的に評価する。 ・レポート(35%):2回X3000程度(授業中に指示する) ・試験(40%):2つのレポート合格者のみ受験可能,授業の全範囲,論述式。

25%

詳細情報

概要

アメリカの政治外交についての基盤となる事項の理解を目指す授業である。具体的には,アメリカ政治における理想や政治文化を検証した後に,アメリカ政治の中心アクター(連邦議会,大統領,連邦裁判所)の動向を中心に分析するほか,2大政党の変貌についても分析する。また,アメリカの外交政策過程についても重点的に取り上げる。大統領と議会・官僚との関連を軸に,外交政策がどのように形作られていくのか数多くの事例を基に検証する。現在の動きに常に注意しながら,具体的な国内政策と対外政策を例示し,基礎的な事項との関連を考察していく。日本の政策過程との比較の視点も失わず,「日本の政治を深く知る」ことも目指す。 これまでに政治学を体系的に受講していることは望ましいが,政治学関連科目をはじめて受講する学生にも理解できるように,できる限り判りやすく進めたい。「講義」というよりも準演習的な内容であり,毎回のリアクションペーパーなどを通じ,教員と学生,学生相互が双方向で意見を交わす。学生の積極的な参加が大前提として求められている。

目標

アメリカの政治社会とその発展について深く理解し,世界を見つめる自分自身の視座を確立するとともに,画一的な「反米論」「親米論」を超えたアメリカを分析する能力を養う。

授業外の学習

自分自身で文献を選び,読み進める。また,「アメリカとは何か」を常に意識し,自分なりの問いを立て,それを解決するために授業を利用してほしい(リアクションペーパーなどを通じた学生との双方向のやり取りは常に確保する)。予習90分,復習100分程度。

所要時間: 190分以上

スケジュール

  1. イントロダクション
  2. アメリカ政治の理念,政治文化,政治イデオロギー
  3. 合衆国憲法(1)民主主義
  4. 合衆国憲法(2)連邦主義
  5. ズームライブ(質問とグループワーク)*予定
  6. 連邦議会(1)議会の役割
  7. 連邦議会(2)議会の変化
  8. 大統領(1)大統領の役割
  9. 大統領(2)大統領の役割の変化
  10. 連邦裁判所
  11. 官僚制
  12. ズームライブ(質問とグループワーク)*予定
  13. 外交政策の変遷
  14. まとめと論文課題 ズームライブ(質問とグループワーク)*予定

教科書

授業で説明する

  • 『アメリカ政治』

    著者: 岡山裕, 前嶋和弘

    出版社: 有斐閣 2023年

  • 『キャンセルカルチャー:アメリカ貶めあう社会』

    著者: 前嶋和弘

    出版社: 小学館 2022年

参考書

*授業は分かりやすく進める予定だが,もし,難解であると感じた場合,久保,松岡,砂田,森脇著『アメリカ政治』(有斐閣,2010年)や『新版アメリカを知る事典』(平凡社,2012)をひも解いてほしい。

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