比較政治学1

総合グローバル学部 - 総合グローバル学科(教授言語:日本語)

BGS53000

コース情報

担当教員: 岸川 毅

単位数: 2

年度: 2024

学期: 春学期

曜限: 水4

形式: 対面授業

レベル: 300

アクティブラーニング: なし

他学部履修:

評価方法

リアクションペーパー

30%

定期試験

定期試験期間中

70%

詳細情報

概要

今日,世界の主権国家の約半数が自由と参加を基本原理とする民主主義体制を採用しているが,すでに半世紀以上の歴史を持つ民主国家もあれば,成立して間もない新興民主国家もあり,政治過程の特徴や直面する課題において一様ではない。本講義では,民主主義体制の基本構造を解説した上で,各国の民主政治の特徴や問題点について,政治参加の仕組み(直接参加,選挙),アクター(政党,利益集団,官僚制),政策(経済政策,福祉政策,環境政策)等の視点から検討する。 *履修対象年次は2~4(1年次生は履修不可)

目標

民主主義は今日まで,世界で広く国家が採用すべき標準的政治体制モデルないし目標と見なされてきており,その意味で現代政治を理解するための基礎知識のひとつと言える。本講義では受講者が,民主主義の基本原理,構造,メカニズムを理解するとともに,それが各国の現実政治においてどのような形で表れ,市民がどのように関わっているのかを知ることで,現代世界への理解と意識を深めることを目指す。

授業外の学習

・毎週アップロードされるレジュメを,事前に読んで予習する(30分)。 ・ノートを読み返して毎回の授業内容の理解度を確認する(100分)。 ・課題がある場合はその作成と提出。ない場合は関心のあるテーマに関して参考文献(第1回の授業で文献リストを配布)を読んで知識を深める(60分)。

所要時間: 190分

スケジュール

  1. 比較政治学とは
  2. 民主国家の誕生
  3. 民主体制のモデル (1)大統領制と議院内閣制
  4. 民主体制のモデル (2)多極共存型
  5. 民主体制のモデル (3)直接民主制
  6. 民主体制の政治過程 (1)選挙制度
  7. 民主体制の政治過程 (2)選挙キャンペーン
  8. 民主体制の政治過程 (3)政党
  9. 民主体制の政治過程 (4)ポピュリズム
  10. 民主体制の政治過程 (5)利益集団と官僚制
  11. 民主体制のパフォーマンス (1)経済政策
  12. 民主体制のパフォーマンス (2)福祉政策
  13. 民主体制のパフォーマンス (3)環境政策
  14. 総括

教科書

特定の教科書は使用しないが,開講時に参考文献リストを配布する

    参考書

    書籍情報はありません。

    © 2025 上智非公式シラバス. All rights reserved.