国際政治史2

総合グローバル学部 - 総合グローバル学科(教授言語:日本語)

BGS52501

コース情報

担当教員: 宮城 大蔵

単位数: 2

年度: 2024

学期: 秋学期

曜限: 火4

形式: 対面授業

レベル: 300

アクティブラーニング: あり

他学部履修:

評価方法

リアクションペーパー

10%

定期試験

定期試験期間中

90%

詳細情報

概要

ヨーロッパ列強諸国の間で形成されてきた「国際政治」は,二度の世界大戦を経て大きく変容した。アメリカとソビエト,そして日本という従来とは異質な国家が世界秩序形成の舞台に登場し,アジア・アフリカの植民地も次々と独立を果たしていく。 本講義では,主に第二次世界大戦後の国際政治の形成と展開を追うとともに日本の対外関係についても扱う。それは今日の世界を形成した「近い過去」の歴史であり,昨今の国際情勢や外交を理解する上で不可欠の知識だと言えよう。個別のトピックについての参考文献は,その都度紹介する。

目標

上記のテーマについて大学生(知識人)に相応しい知識と問題意識を涵養すること。

授業外の学習

【予習】(所要時間:各回 80 分程度)。 ・授業で使用するシラバス,レジメ記載のテーマについて,参考文献等で調べて自分なりの予想をたててみること。 【復習】(所要時間:各回 110 分程度) ・自筆ノート,メモ等と配布レジメを利用し,講義内容を要約してみること。 その際,参考文献の該当箇所も参照して理解を深めること。

所要時間: 授業1回あたり190分以上。

スケジュール

  1. イントロダクション ー冷戦・脱植民地化・地域統合
  2. 冷戦とは何か -イデオロギーと地政学
  3. 冷戦はどのようにして始まったのか
  4. 戦後初期のアジア① -中国内戦,朝鮮戦争
  5. 戦後初期のアジア② -東南アジアの独立,印パの分離独立
  6. 冷戦の常態化と新興独立国の登場
  7. 国際政治の多極化とアメリカの覇権の揺らぎ
  8. 新興独立国の動向 -バンドン会議から「南北問題」へ
  9. ソ連の改革から解体,冷戦の終結
  10. ヨーロッパ統合 -その起源と変遷
  11. アジアの変貌 -停滞と貧困から成長センターへ
  12. 日本の対外関係① 対米関係:サンフランシスコ講和,安保改定,沖縄返還
  13. 日本の対外関係② アジアとの関係:朝鮮半島,中国,東南アジア
  14. 日本の対外関係③ 冷戦後の展開

教科書

特定の教科書は定めないが,以下で挙げた参考文献が全般に関わるものである。

    参考書

    • 『国際政治史』

      著者: 小川浩之,板橋拓己,青野利彦

      出版社: 有斐閣,2018年

    • 『国際政治史としての20世紀』

      著者: 石井修

      出版社: 有信堂,2000年

    • 『戦後日本のアジア外交』

      著者: 宮城大蔵

      出版社: ミネルヴァ書房,2015年

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