アフリカ研究概説

総合グローバル学部 - 総合グローバル学科(教授言語:日本語)

BGS52000

コース情報

担当教員: 戸田 美佳子

単位数: 2

年度: 2024

学期: 春学期

曜限: 木4

形式: 対面授業

レベル: 200

アクティブラーニング: なし

他学部履修:

評価方法

授業参加

10%

リアクションペーパー

25%

授業内期末試験

授業期間中

40%

小テスト等

25%

その他

Moodleのフォーラム機能で質疑応答やディスカッションをします。授業参加として加点します。

0%

詳細情報

概要

本講義では,多様な民族・言語・生態環境をもつアフリカの地域特性を理解するための基礎を学ぶ。適宜,講師による中部アフリカ熱帯雨林のフィールドワークの事例を紹介し,自然環境に強く依存した人びとの生業の特質とその現代的な変容について具体的に理解する。さらに,現代アフリカで起こっている文化的・民族的な事象を文化人類学の視点から捉える。

目標

1)多様な民族・言語・生態環境をもつアフリカ社会を論じるための基礎的知識を修得する。 2)アフリカが経験してきた文化的・民族的な事象の背景を説明することができるようになる。 3)アフリカで起こっている事象を同時代的に理解し,異なる他者を認めつつ共生していく方法を見出す能力を身につける。

授業外の学習

Moodleに,授業のレジュメ,その他の配布資料,課題,関連情報を共有するので,必ず事前に確認すること。また関連文献やDVDを紹介するので,受講後に興味を深めてほしい。 授業事前準備として,授業計画にそってテキスト・参考図書を熟読し授業に臨むこと[約 100 分程度]。 また授業終了後は,講義内容を振り返りまとめるとともに,提示した参考資料を読み,理解を深めること[約 100 分程度]。

所要時間: 約200分

スケジュール

  1. イントロダクション―文化人類学とフィールドワーク (以下の細目は,受講学生数,学生の理解度や諸事情に配慮して,その都度適宜変更を加える場合があるが,その際は授業時に伝達する。)
  2. 現代アフリカの姿―ジャレド・ダイヤモンドの問い
  3. アフリカの地理と自然環境
  4. アフリカの食と農
  5. アフリカの生業―狩猟採集
  6. アフリカの生業―農耕・牧畜
  7. アフリカの信仰・呪術
  8. アフリカにおける信仰・文学
  9. アフリカの家族・親族
  10. アフリカの相互扶助
  11. アフリカの歴史(概略)
  12. アフリカの都市化と経済発展,開発
  13. まとめーグローバル化時代のアフリカ研究
  14. 授業内試験

教科書

教科書を指定はしませんが,参考書1の購読を推奨します。

    参考書

    下記のほかに,講義の中でも紹介します。必要に応じで,図書の該当箇所をPDFで共有するなどの対応をとります。Moodleにアップロードしますので,確認してください。

    • 『新書アフリカ史(改訂新版)』

      著者: 宮本正興・松田素二編

      出版社: 講談社・2018年

    • 『アフリカ(世界地誌シリーズ8)』

      著者: 島田周平・上田元(編)

      出版社: 朝倉書店・2017年

    • アフリカから農を問い直す―自然社会の農学を求めて

      著者: 杉村和彦・鶴田格・末原達郎編

      出版社: 京都大学学術出版, 2023年

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