平和学

総合グローバル学部 - 総合グローバル学科(教授言語:日本語)

BGS50900

コース情報

担当教員: 都留 康子

単位数: 2

年度: 2024

学期: 春学期

曜限: 水3

形式: 対面授業

レベル: 200

アクティブラーニング: なし

他学部履修:

評価方法

定期試験

定期試験期間中

100%

その他

授業中にリアクションペーパーを求めることがある。提出したこと自体ではなく,その内容を加点対象とすることはある。 評価方法については,授業初回に確定したものを提示する。

0%

詳細情報

概要

ロシアによる軍事侵攻,パレスチナ紛争など,戦争の終結の見込みが立っていない。また,日本をとりまく二国間関係は,厳しい対立状況にあり,そんな中での日本の国際秩序への貢献や立ち位置についてもあらためて考える必要がでてきている。環境破壊,貧困問題など,世界大で取り組むべき課題も多様である。日本にいる限り当然のように考えられがちな「平和」とはいったい何なのか,力によって達成できるものなのか,秩序や正義とはどのような関係にあるのかといった根源的な疑問に立ち返り,さまざまな国際事象を身近な問題としてとらえるとともに,問題の原因と解決策を考察する。主としてムードル上でのパワーポイント・ファイル他での説明と資料および課題提⽰によって,授業を構成する。掲示板にMooldeの登録キーを記載するので,必ず登録すること。 なお,以下の授業項目については,変化する国際状況に応じて,順番を入れ替えたり,具体的な内容を若干変更したりする場合もある。

目標

「平和とは何か」「戦いをはじめるのは簡単,しかし,終わらせるのはむずかしい」という当たり前のような問題意識を一人ひとりが自覚し,それぞれの問題領域において,何ができるのかを思考し,実践できる能力を涵養する。また現在起きている問題について,ネット情報をうのみにするのではなく,客観的に事実関係や歴史を調べ,批判的に検討できるようになることを目指す。

授業外の学習

毎回提示する資料などを必ず読むこと。国際機関の資料の場合は,英語の場合もありうる。

所要時間: 190分

スケジュール

  1. ガイダンス(授業の評価方法などについて詳しく提示)&イントロダクション(平和とは何か)
  2. 平和を考える
  3. 戦争を考える①変化する戦争
  4. 戦争を考える②戦争と法
  5. 冷戦を考える
  6. 冷戦後の戦争を考える
  7. 国連と平和構築を考える
  8. 人道的介入を考える
  9. 戦争犯罪を考える
  10. 人権を考える
  11. 難民問題を考える
  12. 貧困問題を考える
  13. 環境問題を考える
  14. まとめ

教科書

滝田,大芝,都留編著『国際関係学』(第3版補訂版)有信堂,2023年。

    参考書

    単元ごとに参考文献などを提示する

      © 2025 上智非公式シラバス. All rights reserved.