地域研究入門

総合グローバル学部 - 総合グローバル学科(教授言語:日本語)

BGS10301

コース情報

担当教員: 権 香淑

単位数: 2

年度: 2024

学期: 春学期

曜限: 火1

形式: オンデマンド授業+同時双方向型授業(Zoomなど)

レベル: 100

アクティブラーニング: なし

他学部履修: 不可

評価方法

リアクションペーパー

20%

レポート

60%

小テスト等

20%

その他

各回に小テスト(もしくは小課題)が課せられるので,Moodle経由で締め切りまでに提出すること。また,学期半ばに読書レポート,学期末に課題レポートの提出を課す。 初回のイントロダクションで明示する。

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詳細情報

概要

20世紀後半の米国で,地域研究は政策的な目的から特定地域の総合的理解を目指した学問として出発したが,その後,日本の地域研究は学際性を維持しつつ,政策性に過度に固執せず,より調査対象の現地に寄り添った学問へと展開してきた。対象地域により,その具体的なあり方は様々だが,本講義では地域研究としての共通の姿勢と方法論,他の学問分野との関係のあり方を学び,さらに対象地域別に,地域の特性とその地域研究の特徴をみていき,地域研究についてその多様性を含めた理解を深める。総合グローバル学部の必修科目であり,1年次生は履修漏れのないよう注意すること。

目標

地域研究の基礎を学ぶ科目として,世界の諸地域の地域的特性を理解し,その特性を成り立たせている環境や人の営みの関わり合いを認識し,その上で,それら諸地域相互の関係がますます緊密になりつつあるグローバル化時代の世界のあり方を総合的に捉える。

授業外の学習

高等学校地理A・世界史Aを履修した程度の知識があることを前提として講義を行うので,受講時に理解の困難を感じる学生は,適宜,参考書などを用いて基礎知識を学ぶこと。特段の予習は必要としないが,各回の講義については復習を万全にし,理解が不足していると思われる場合,またさらに深く関心を惹かれる場合には,授業中に示される参考文献を利用して補い,自分なりにノートにまとめるなど,自主的な学習を奨励する。

所要時間: 1回の授業あたり3.5時間,総計49時間程度の授業時間外学習を行うことが標準となる。

スケジュール

  1. イントロダクション:講義のねらいと進め方の解説(担当:権香淑)[4/16] 同時双方向型(Zoom)
  2. 研究の倫理・地域研究の歴史と手法(担当:権香淑)[4/23] オンデマンド
  3. 東アジア研究の展開と課題1(担当:渡辺紫乃)[4/30] オンデマンド
  4. 東アジア研究の展開と課題2(担当:権香淑)[5/7] 一部,同時双方向型(Zoom)
  5. 東南アジア研究の展開と課題1(担当:丸井雅子)[5/14] オンデマンド
  6. 東南アジア研究の展開と課題2(担当:櫻田智恵)[5/21] オンデマンド
  7. 南アジア研究の展開と課題1(担当:サリ・アガスティン)[5/28] オンデマンド
  8. 南アジア研究の展開と課題2(担当:サリ・アガスティン)[6/4] オンデマンド
  9. 中東研究の展開と課題1(担当:辻上奈美江)[6/11] オンデマンド
  10. 中東研究の展開と課題2(担当:辻上奈美江)[6/18] オンデマンド
  11. アフリカ研究の展開と課題1(担当:戸田美佳子)[6/25] オンデマンド
  12. アフリカ研究の展開と課題2(担当:戸田美佳子)[7/9] オンデマンド
  13. 北米研究の展開と課題(担当:前嶋和弘)[7/16] オンデマンド
  14. ヨーロッパ研究の展開と課題(担当:中内政貴)[7/23] オンデマンド

教科書

特定の教科書は使用しない。各回の講義ごとに資料を配付する。レポート作成にあたっては,佐藤望編『アカデミック・スキルズ:大学生のための知的技法入門』(第3版,慶応義塾大学出版会,2020年)を事前に読むこと。

    参考書

    講義ごとの資料で参考書・参考資料等を示す。

    • 地域研究とは何か:フィールドワークからの発想

      著者: 小林浩二

      出版社: 古今書院,2012年

    • 地域から読む現代:グローバル化のなかの人々と社会

      著者: 京都大学地域研究統合情報センター編

      出版社: 晃洋書房,2012年

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