グローバル・スタディーズ入門
総合グローバル学部 - 総合グローバル学科(教授言語:日本語)
BGS10100
コース情報
担当教員: 丸山 英樹
単位数: 2
年度: 2024
学期: 春学期
曜限: 月2
形式: オンデマンド授業+同時双方向型授業(Zoomなど)
レベル: 100
アクティブラーニング: なし
他学部履修: 不可
評価方法
リアクションペーパー
レポート
その他
毎回の課題(40%):各教員の指示と〆切に注意 ブックレポート(20%) 学期末レポート(40%)
詳細情報
概要
グローバル・スタディーズ(GS)は,グローバル化する現代世界を捉えるための新しい複合学問領域である。国際関係論のグローバルな視点と地域研究のローカルな視点を統合することで,地球的諸課題への深い理解と実践知の獲得を目指す。その導入として本講義では,GSの学問的な広がりと複合性を把握するため,政治学,経済学,社会学,歴史学,人類学,ジェンダーなど,それぞれの立場から論じる。 総合グローバル学部の必修科目であり,1年次生は履修漏れのないよう注意すること。 オンデマンドのオンライン授業で実施する。主としてMoodle上での動画やパワーポイント・ファイル等による説明と資料および課題提示で毎回の授業を構成する。Moodle登録キーを,授業掲示板および学科別掲示板(履修上の注意内)に示すため,必ず確認の上,登録すること。
目標
グローバル・スタディーズの基本,方法論,隣接する学問分野との関係を理解することが主な目的である。グローバル社会を理解するための様々な方法(統計,フィールド調査,インタビュー,史料調査など),グローバル社会との関わりにおける言語習得の必要性と方法,グローバル社会との関わりにおける倫理,知的所有権,肖像権などについても理解する。さらに,リスク(政治的不安定,治安,感染症など)についても基本的知識をえる。
授業外の学習
基本的文献を講読するなど主体的な学習が必要とされる。毎回の授業の前提となる情報や背景知識などは,各回の教員からの指示に従うこと。例えば,初回の授業で出される課題としては,リアクションペーパーの様式,ブックレビューとは何か,コース全体の構成などを踏まえて,練習問題を解く形式が予定されている。このように,毎回の授業ではコメント執筆や小テストなどが出される。 (予習)事前に,特に講義トピックに関する情報収集を行うこと。例えば,ジェンダーの場合,日本だけでなく,海外のジェンダー事情について日常的に情報をストックしておく。そこから導き出せる自分なりの分析・仮定を,授業で説明される内容と照らし合わせる。90分 (復習)講義ビデオ視聴の結果,もし自分の課題意識が授業の中で扱われなかった場合,その点を踏まえて提出課題にそのことを記すこと。仮に自分の知らないことばかりが扱われた場合,その内容が国内外の報道やSNS上でどのように語られているのかを追いかけること。100分
所要時間: 背景の情報収集に90分,課題取り組みに100分を必須とする
スケジュール
- イントロダクション(大学での学びについて)(担当教員:丸山 英樹,以下同様)
- 総合グローバル学部の成り立ちと第2,第3言語学習(赤堀 雅幸)
- グローバル・スタディーズと基礎的情報検索(丸山 英樹)一部,同時双方向型授業(Zoom)
- グローバル・スタディーズと移民・難民(田中 雅子)
- グローバル・スタディーズとエスニシティ(中内 政貴)
- グローバル・スタディーズとジェンダー(辻上 奈美江)
- グローバル・スタディーズと人類学(赤堀 雅幸)
- グローバル・スタディーズと歴史学(山口 昭彦)
- グローバル・スタディーズと政治学(小林 綾子)
- グローバル・スタディーズと国際政治(齊藤 孝祐)
- グローバル・スタディーズと経済学(下川 雅嗣)
- グローバル・スタディーズと貧困・開発・発展(下川 雅嗣)
- グローバル・スタディーズと社会学(稲葉 奈々子)
- グローバル・スタディーズと教育学(久志本 裕子)
教科書
講義の際に提示する。レポートを書くにあたっては,佐藤望ほか(編)『アカデミック・スキルズ・大学生のための知的技法入門 第3版』慶応義塾大学出版会,2020年を事前に読むこと。
参考書
書籍情報はありません。