インターンシップのためのビジネス日本語
共通 - 言語教育研究センター
AJPN315A
コース情報
担当教員: 米澤 昌子
単位数: 1
年度: 2024
学期: 春学期
曜限: 水3
形式: 対面授業
レベル: 300
アクティブラーニング: あり
他学部履修: 可
評価方法
出席状況
授業参加
リアクションペーパー
レポート
授業内期末試験
授業期間中
その他
その他には,プレゼンテーション・シミュレーション(発表)・宿題などを含みます。また,単位取得には定められた出席回数が必要です。初回授業で詳しく説明します。
詳細情報
概要
本コースは,上級後半レベル以上で主にインターンシップ参加や日本企業への就職を予定している学生を対象としています。授業では,日本での就職活動を想定し,その準備を自主的に進めていけることを目指しています。例えば,企業の方による講義(全2回)では,業界分析法やビジネスのフレームワーク,日本の企業文化をグループワークにも取り組みながら実践的に学びます。業界及び企業研究や自己分析を行い,エントリーシートや模擬面接に実際に取り組み,フィードバックを重ねながら,高度な日本語力の運用を目指します。発表やデスカッション等のアウトプット練習を通して,マナー,パフォーマンスの向上も目的としています。くわしくは初回授業時に説明します。
目標
①これまでの自分自身を振り返り,自分への理解,また,日本企業文化,日本企業が求める人物像及び重要視する能力等への理解が深められる。 ②就職活動やインターンシップ応募活動に対し,計画的に取り組むために必要な要素が理解できるようになる。 ③就職活動に必要な日本語力を理解し,実践練習を通して場面にあった効果的な日本語運用ができるようになる。 ④マナー,コミュニケーション力のアピール法などを自身のパフォーマンスに取り入れ,実践できるようになる。
授業外の学習
授業は週1回と少ないため,授業目標に到達するためには授業外学習にも熱心に取り組むことを求めます。毎週の授業時間と同等もしくはそれ以上の授業外学習の時間の確保が必須です。 予習:各授業活動(ディスカッション・発表等)の準備・資料収集と整理等。(課題によるが週2時間程度を目安) 復習:各課題(エントリーシート作成・自己分析・業界企業分析等),各活動への自身でのフィードバック,教師やクラスメイトからのフィードバックの検討等。(課題によるが週2時間程度を目安) その他にも,自主的に以下のことを心掛けてください。 ①学内キャリアセンターをはじめ,学外の就活関係サイトや企業HP等,情報の入手先を幅広く持ち,積極的に活用をする。 ②日本内外の社会情勢やビジネス関連の動向にも興味を持ち,常にアンテナを立て,チェックをする。また,それに対する自身の考え等も簡潔に言えるようにしておく。 ③自身の就職活動の内容や進め方等の計画を立てる。
所要時間: 100分
スケジュール
- *以下は予定であり,授業の進捗状況により各テーマの回数は変更する場合があります。 オリエンテーション/キャリアとは/ビジネスマナー①印象
- 【発表1】/GD1:テーマ型/ 日本の就職活動と必要な能力・準備 ビジネスマナー②デスカッション参加
- GD2:ディベート型/ 就職面接①GD面接/自己分析 ビジネスマナー③コミュニケーション
- GD3:選択型 日本の社会と伝統的な企業文化 企業の分類/業界・企業研究
- GD4:主張型 就職活動の日本語 ビジネスマナー④電話
- 【発表2】/GD5:問題解決型 エントリーシート作成①質問の意図 ビジネスマナー⑤メール
- GD6:提案型 エントリーシート作成②効果的な構成と表現/事前学習 ビジネスマナー⑥説明会参加
- 体験学習:企業講義(1)日本のビジネスの動向・異文化理解
- 体験学習:企業講義(2)ビジネスフレームワーク・企業文化
- 【発表3】/GD7:アイデア創出型 事後学習/職場の言語行動:アサーティブコミュニケーション
- GD8:資料読み取り型 就職面接②個人面接:印象を意識した日本語表現 ビジネスマナー⑦面接
- 【期末試験】就職面接③ 模擬面接
- 【期末プレゼンテーション】情報収集と整理
- 振り返りと今後の目標設定 ビジネスマナー⑧社会人のルール
教科書
テキストは使用しません。必要に応じて,資料や教師作成のハンドアウトを教室で配布,または,Moodleにアップします。
参考書
授業時に,以下以外にも必要に応じて紹介します。
『改訂新版 ビジネス日本語用例辞典』
著者: Jプレゼンスアカデミー
出版社: アスク出版 2017年
『伸ばす!就活能力・ビジネス日本語力 日本で働くための「4つの能力」養成ワークブック』
著者: 植木香,木下由紀子,藤井美音子
出版社: 国書刊行会 2018年
『しごとの日本語 電話応対編』
著者: 奥村真希 釜淵優子
出版社: アルク 2008年