BUSINESS JAPANESE 2*

共通 - 言語教育研究センター

AJPN3121

コース情報

担当教員: 米澤 昌子

単位数: 2

年度: 2024

学期: 秋学期

曜限: 月5, 木5

形式: 対面授業

レベル: 300

アクティブラーニング: あり

他学部履修:

評価方法

出席状況

5%

授業参加

5%

授業内期末試験

授業期間中

30%

小テスト等

10%

その他

その他には,宿題 ・プロジェクトワーク・発表等が含まれます。単位取得には,必要な出席回数があります。初回授業時に詳しく説明します。

50%

詳細情報

概要

本コースは上級前半の日本語学習を終えた人を対象にしたビジネス日本語のコースです。ビジネスの現場で必要とされる高度な日本語運用能力・異文化理解力を養うことを目標とします。授業では,各ビジネス場面に適した言語行動がとれることを目指して,慣用的な語彙表現・会話の流れ・フォーマット等を学び,ロールプレイやメール作成等で運用練習を行います。また,日本社会の理解のため,時事問題に関する発表やビジネス現場で発生した問題を異文化の観点からとらえて解決策を模索するケース学習等も行いますが,その際,デスカッションやファシリテート等で日本語口頭能力も高めていきます。そして,チームによるプロジェクトワークの活動では,頻用されるビジネス語彙の習得と日本企業への理解を深めるとともに,効果的・効率的なチームワークの工夫を実践します。なお,企業文化,日本の職場環境理解の実践的な学びとして1回の企業訪問を予定しています。詳しくは,初回授業で説明します。

目標

①場面や人間関係を考慮した様々なビジネスシーンに応じた日本語によるビジネスコミュニケーションができるようになる。 ③ケース学習を通し,異文化に起因するコミュニケーション上の問題を知り,問題回避や解決のための日本語によるコミュニケーションが理解できるようになる。 ②プロジェクトワークやデスカッション等を通し,効果的な伝え方やチームワークでの取り組みについて工夫できるようになる。 ④日本の企業の特徴や職場環境など,企業文化についての理解を深める。

授業外の学習

円滑な授業参加と学習項目定着のための授業外学習は必須です。予習・復習の学習時間として,授業時間と同等の時間確保を求めます。学期の最後まで,授業内活動と同様に授業外でも学習にきちんと取り組んでください。初回授業で詳しく説明します。 復習:語彙表現運用練習・ロールカードからの会話再生・フィードバック・課題等。(1回の授業につき40分程度を目安) 予習:テキストの表現・語彙の理解・練習問題への取り組み・モデル会話の発音及びイントネーションの確認・クイズやデスカッション,発表の準備等。(1回の授業につき60分程度を目安) 日本での就職を予定している場合,上記に加え,日本国内外の社会情勢やビジネス関連の動向にも関心を持ち,常にアンテナを立てニュースや企業HP等をチェックするようにしてください。

所要時間: 100分

スケジュール

  1. *以下は予定であり,授業の進捗状況により各テーマの回数は変更する場合があります。また,企業訪問を予定していますが,場合によっては別活動になる場合があります。 オリエンテーション/ビジネスマナー(1)印象
  2. ビジネスマナー(2)ビジネスの待遇表現
  3. テキスト「自己紹介」(社内) ビジネス文章①ルール
  4. テキスト「自己紹介」(社外) ビジネス文章②フォーマットと定型表現 ビジネスマナー(3)職場のコミュニケーション
  5. 【発表1】新聞記事 テキスト「電話を受ける」
  6. 異文化の視点/ケース学習(1)異文化コンフリクト ビジネスマナー(4)話し合い
  7. テキスト「アポイントメントをとる」 ビジネスマナー(5)電話
  8. ケース学習②相談と雑談 ビジネス文章③お知らせ・案内
  9. テキスト「社内会議」 ビジネスマナー(6)会議参加 ビジネス文章④議事録
  10. ケース学習③業務範囲 企業文化①伝統的な企業文化
  11. テキスト「クレームを受ける」 慣用句
  12. ケース学習④資料作成 ビジネス文章⑤照会
  13. 【発表2】新聞記事 企業文化③職場環境
  14. テキスト「クレームを報告する」 擬音語・擬態語
  15. ケース学習⑤謝罪 企業文化③世代
  16. テキスト「クレームを処理する」 ビジネス文章⑥謝罪
  17. 企業文化④業界/事前学習 ビジネスマナー(7)訪問
  18. 企業文化⑤企業訪問 ビジネス文章⑦報告書・御礼
  19. 企業文化⑥新しい企業文化/事後学習 テキスト「販売促進」
  20. 企業文化⑦【発表】業界研究
  21. テキスト「新規顧客を開拓する」 ビジネスメール⑧依頼
  22. ケース学習⑥評価 PW①対象業界・企業決め ビジネス文章⑨進捗状況
  23. 【発表3】新聞記事 PW②作業計画 ビジネス文章⑩提案書
  24. テキスト「新規顧客とアポイントメントをとる」 ケース学習⑦まとめ
  25. テキスト「商品を売り込む」/PW③作業擦り合わせ
  26. 【期末試験】口頭
  27. 【期末試験】筆記
  28. PW④プレゼンテーション 全体の振り返り

教科書

授業で使用するテキストは1冊です。必ず準備してください。それ以外にも授業で必要なハンドアウトを適宜配布します。また,参考図書は授業で紹介します。

  • 『上級レベル ロールプレイで学ぶビジネス日本語₋グロ-バル企業でのキャリア構築をめざして-』

    著者: 村野節子・山辺真理子・向山陽子

    出版社: スリーエーネットワーク 2012年

参考書

授業時に,下記以外にも必要に応じて紹介します。

  • 『ビジネスコミュニケーションのためのケース学習 職場のダイバーシティで学び合う【教材編】』

    著者: 近藤彩 金孝卿 ムクダヤルディ 福永由佳 池田玲子

    出版社: ココ出版 2013年

  • 『タスクで学ぶ日本語ビジネスメール・ビジネス文書』

    著者: 村野節子 向山陽子 山辺真理子

    出版社: スリーエーネットワーク 2014年

  • 『ビジネス・フレームワーク』

    著者: 堀 公俊

    出版社: 日本経済出版社 2013年

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